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Interpretation system

解釈系

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モザイク feat. Reol

ハーモニー

椎乃味醂(しいのみりん)と申します。 このたび、2nd Album『解釈系』と、2nd EP『ハーモニー』を、2025年11月29日に同時リリースする運びとなりました。 『解釈系』は「向かい合うこと」を主題とし、これまでの思索をひとつにまとめ上げた作品です。新曲は多くありませんが、全楽曲再録・アップデートをしており、新鮮な感覚で楽しんでいただけると思います。 『ハーモニー』は「他/他者がいること」を主題とし、ぼくのリリースでは初めて人間歌唱を中心に据えた作品です。多方面からアーティストをお迎えし、新しい椎乃味醂の可能性を探るきっかけとなりました。 ぼくは今、無数の人々との関係に支えられて存在しています。単線的でない、複雑で、もはや追跡すらできないような様々な繋がりが、今のぼくを形作っています。この制作は、今日に至るまで重ねてきたそれらが、ひたすらに可視化される作業でもありました。 色々なモノから少しずつ力や知恵を頂き、ここまでやってきました。今回直接関わっていただいたアーティストの皆さんや、装丁に関わってくれたスタジオメンバーはもちろん、もっと基礎のところでは、生きる中で周りの友達から、敬愛する先輩後輩から、はたまた音楽と直接関係しない場の人達に至るまで、本当に様々な角度からの入出力があったように思います。 はじめて、ミキシングエンジニアリングを他人と一緒に行いました。頼んだのは、ベースミュージックのフィールドで活躍するDairou TanakaくんとVOLTAくんの2人です。元々いる場所を飛び越えようとしていなかったら、きっと出会えていなかった2人です。彼らは、彼らの住まう場所で培った見知らぬやり方で、新たな角度から楽曲をアップグレードしてくれました。また、同じくベースミュージックに近しいtoneclusterrさんと、ロック・ポップス方面からはエイハブのソガも、それぞれの耳で、仕上がりに対しセカンドオピニオンをくれました。 長らく相棒としてやってきた柚璃遥は、今回も最高なジャケットを生み出してくれました。加えて、グラフィックプログラミングをながいさん、文字組みをkohakunoさん、WEB実装をnaporitanさんにお願いし、それぞれ素晴らしいデザインをしてくれました。ぼくが3年前、「領域横断」を掲げStudioGnuを立ち上げ、メンバーを募った際、全く別のフィールドから来てくれた3人です。 今回、何かしらの形でご縁がある方々から、我儘ながらリリースコメントのご寄稿を賜りました。聴いて頂きたいと思った方に粛々とお声掛けしていたつもりなのですが、集計したら凄まじい人数になっておりました…。加減知らずにこんなに頂いてしまって申し訳ないとおもいつつ、この場を借りて改めてお礼申し上げます。 ご寄稿をお願いした方々は、仕事をご一緒した方、憧れの先輩、よく遊ぶ仲間まで、本当に様々です。そしてみな、ぼくの大好きな方々です。やっていることも千差万別で、ぼくの作品とは180°違う位置にいる方もいます。しかし、それぞれの縁のなかで、ある時は直接的な会話を通して、ある時はその方から発せられるクリエイティブを通して、ぼくは様々なものを受け取り続けてきました。声をかけられなかった人や、スケジュール等で叶わなかった方もいますから、それを含め本当に多くの人によって、ぼくはぼくたらしめられ、ここに立っています。 振り返ると、直接・間接に伸びる縁と偶然の連鎖が、作品を推し進め、この2枚にたどり着かせてくれました。 今、社会では分断が深刻になっています。細分化した価値観は、対立の回避を構造上難しくしています。調和や連帯とは言いますが、多様な立場が並ぶ世界で、考えなくそういった言説を強いることも、無責任な行いに思います。 しかし、複雑な関係性や価値観のなかでしか生まれないものがあることも、ぼくは身を持って体感してきました。その過程では、異なる距離や温度を抱えながらも、リスペクトや向かい続ける信念を以て、何かを必死に共有しようとする、人間的な営みがありました。ぼくのクリエイティブは、ずっとその連続で成り立ってきました。こうした姿勢を一つ形にすることは、分断される社会と向き合う上で、個人にとっても大きな意味を持つし、ぼくにできる仕事の一つだとも思いました。解釈系は、その内的な実践でした。ハーモニーは机上を越えて、実際に人を迎えた実践です。こうして2枚の作品を世に出せることを、とても嬉しく思います。 関わってくださったすべての方々、ご寄稿をお寄せくださった皆様、そしてこの文章を最後まで読んでくださった皆様に、あらためて深く感謝申し上げます。この二つの作品が、それぞれの場所で、皆さんの中のどこか小さな点と結びつき、なにかの意味を持つことを願っています。

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ariiol

music maker / designer

椎乃味醂さん's latest Album & EP is beyond words. It offers an incredibly direct and satisfying auditory experience, brimming with distinctive personality and a powerful core. He is one of the few artists I’ve encountered who can blend vocals with frenetic electronic sounds so perfectly while still retaining a unique identity. When you listen to all the tracks from start to finish, you’ll realize what a thrilling and wonderful journey this is.


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asanuko

アーティスト

2nd Album 「解釈系(Interpretation system)」、2nd EP 「ハーモニー(Harmony)」リリースおめでとうございます! 椎乃味醂さんのどんどん洗練されていくサウンドと広がる世界観がとってもこわいです!!!!!! これからも末永く素敵な楽曲聴かせてください!!!! 𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬!!!!!!!! 「解釈系(Interpretation system)」 特有のハイエッジでモダンなサウンドが、秩序と混沌の境界を駆け抜ける本アルバム!! 多様な合成音声が巧みに使われており、それぞれのアプローチが狂気的なまでに緻密で斬新!! ボカロカルチャーと創作への深いリスペクト、そして音楽的"椎乃味醂DNA"が息づく一枚!! 「ハーモニー(Harmony)」 豪華アーティスト陣とのコラボレーションを中心に構成された本EP!! 化学反応のようなサウンドのぶつかり合いが、椎乃味醂サウンドの新たな一面を引き出し、 その厚みと奥行きはまさに新境地に到達!! 2枚とも新たなシーンを切り拓く推進力を備えた傑作!!!!!!!


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blues

ボカロP

衝撃を受けるのではなく、“襲撃を被る”感覚。 聞き馴染みのない言葉や音も、ただ感じて「カッコいい」と唸るだけでよかった日常は、この創造性・主張性の前では少し平和が過ぎるように思え、心理的な安全圏から出ざるを得ません。 毎日の混濁する情報に視界が暈ける中、「あなたには(どんな解像度で)――見えるか?」。そう問いただされるようです。 それでいて、叱責もやはり愛から生まれるなどと単純には言い表せないまでも、社会への警鐘に留まらず、そこへの深い敬愛と信頼、そして“違い”と向き合う覚悟を奥底から感じさせます。熱量だけでなく人肌という意味でも、確かな温度の高さが伝わる作品たちです。


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buzzG

音楽家 / ボカロP

まさに、椎乃味醂という存在そのものが凝縮された作品だと思う。 フロアを揺らすエネルギーに満ち溢れたクラブライクな躍動と、精密に研ぎ澄まされたサウンドプロダクト。その強靭な外への推進力の裏側で、「自己」の深い海のなかをどこまでも潜っていくような内なる旅が静かに息づいている。 このコントラストが音楽に確かな生々しさを与え、その純度をいっそう高めている。 椎乃味醂の「自問」が、聴く者それぞれの「自由」に火を灯す未来の予感となって胸に溢れてくるのをはっきりと感じた。


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Chinozo

ボカロP

彼の音楽は、とにかくかっこいいんです。 で、僕なりに彼の音楽のかっこいいはどこから来ているのかを考えました。 そして得た結論は、「深淵」。とにかく深いんです。深い森の中に誘われていくんです。 幾何学的でキャッチーでありながら、どこまでも森羅万象にピュアな椎乃味醂が、このアルバムで味わえます。 最高です。彼は僕の友達だと、子供ができたら自慢します。


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DÉ DÉ MOUSE

Producer / DJ

畳み掛ける情報量と8小節ごとに織り重なっていくエモーション。皆さん全部取りこぼすことなく何度も何度も何度も何度も何度も聴き直して椎乃味醂の0.1%を自分の中に取り込んでしまおう!


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DJ WILDPARTY

DJ

クラブサウンド、特にベースミュージックに特化したサウンドは均質化していく印象がありますが、その中でちゃんとジャンルを手段とした表現、そしてそのサウンドの強さに負けない鋭い歌詞、アーティストの世界観にブレのない素晴らしい作品です。昔からDJでよくかけさせてもらっていたけれどこれからもお世話になります。


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Fujiyama

アーティスト

どの曲もグロテスクなほどに生々しい。しかし、決して完全な黒色ではない。 その色は、『解釈系』では「自己」という単体としての美しさを放ち、『ハーモニー』では他者と「混在」することでの美しさを生み出している。 鋭いサウンドを通して、その鮮烈な色は聴く人の耳に、深く彫られてゆく。 そうして彫られた色が、カルチャーの壁も越え、ひっそり私たちを繋いでいくのだろうと、強く感じさせられました。


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Haniwa/アメリカ民謡研究会

アーティスト

コレクションで彼女らは、到底"服装"と呼ばれない、まるで冗談のような規格を身に纏い歩く。 知らぬ誰かに嘲笑されようとも力強く前に進み続ける。 それは、自分だけの美しさを信じているからです。 新しい美しさを発明しようとする音楽が好きです。 誰に嗤われようと構うことの一切をせずただ、 自分だけの美しさを信じている音楽です。 新たな矜持の誕生に、おめでとうと思います。 お互いに、永く音楽を楽しむことができますように。


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higma

アーティスト

脳から何かが溢れて止めることができなくなる。 濁流のように流れ込んでくる音と歌詞に溺れそうになる。 体が自らの意思とは関係なく動き、自分が自分でなくなってしまうのではないかと思う。 そして、そんな轟音の中に、透き通った温かな鼓動を感じる。 EPの最後の曲「ハーモニー」を聴いた時、静かに心が震えるのを感じた。 彼が伝えたかったことの一端を、少しだけ感じ取ることができた気がした。 本当にすごい作品です。 味醂、いつもありがとう。


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Hylen/宇佐美祐二

Artist

椎乃味醂くんの作品は以前からチェックしていました。 今回のアルバム『解釈系』は、ボーカロイドというカルチャーを確実にネクストレベルに引き上げる作品で、純粋に楽しむことができました。 メロディやハーモニーの繊細さ、ボーカルの使い方はボーカロイドならではの面白さがあり、サウンド面ではグラニュライズされたシンセやエクスペリメンタルなリズムが光っています。 僕もこの二つの要素の調和を試行錯誤している立場ですが、何度もリピート再生してしまうのは味醂くんの音選びとセンスが本当にキャッチーだからだと思います。恐るべきセンス! それと悔しかったのがEP『ハーモニー』。 Reolさんや春猿火さんのやり方でこのジャンルをやられるなんて……やりたかったことを全部やられた気分で、「どうしよう!」ってなりました。しかもこんなにハイレベルに。 最初に味醂くんを見たときは「かわいい後輩だな〜」くらいに思っていましたが、今は完全に「恐ろしいライバル」です。いずれ追い抜いてやります。


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Inverted Silence

Music Producer

Sheeno Mirin is quickly shaping up to be one of the new top rising talents in the Japanese EDM world. This new body of work puts their fresh signature on an bold, exciting display! Definitely keep an eye out for Sheeno Mirin's refreshing modern production style in this new release!! Favorite song: 不協する和音 feat. たなか


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Jett Mance

Composer

Both the album and EP are fucking fantastic. Sheeno Mirin has an amazing musical voice that both moves me as a creator and makes me want to screw up my face and dance around like an idiot. Thank you for sharing this part of yourself ! Thank you for making music ! 本当にいいなと思う!!!


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miru

アーティスト

味醂くんには、次に来るであろう音楽をよく教えてもらっている仲です。 彼の音楽への探求心には話す度にいつも驚かされます。 今回のアルバムとEPを聴いたとき、まさにそんな彼を表した楽曲達だと思いました。 どれを取っても、聴くたびに新しい発見をすることができ、 彼なりのカルチャーと自身への回答を見せられている気分になりました。 素敵な作品集をありがとう。いい刺激になりました。


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Mizore

アーティスト

リリースコメント書くの初めてで。 こういうのってドキドキしますね。 アルバムとして纏め上げられた彼の楽曲群を聴いていくと、向いている方向や持っていたいものがわりあいに強く伝わってきて嬉しくなります。 それは和声感というよりひたすらにサウンドテクスチャと文意に振り切っていて、表現としてこれ以上ないほど完成された彼なりの回答を見せつけられたような気持ちになりました。 EPは一転して柔軟にほかアーティストからの出力を取り込んでいて、ここまで綺麗に成形されるといっそ怖えなと思います。 少し長くなりました、お気に入りは『limbo』です。 リリースおめでとう!


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muyu

コンポーザー、サウンドクリエイター

2ndアルバム、EPのリリースおめでとうございます。 今作で一貫している、静謐かつ情熱的で、きらめくような歪みは、味醂さんの創作行為そのものに対する構えだと感じました。 アートを横断する中で見てきた景色、出会ってきた人々の集大成を垣間見ることができ、クリエイターとして大変刺激がもらえる作品でした。 特に2ndEP Track.04 不協する和音 feat.たなか のHyperな歪み感とUK的なSubのうねりの融合は、まさに今影響を受けているサウンド感なんだろうなと勝手に解釈しておりました。 その他のすべてのトラックが味醂さんの濃く、熱い心血が注がれているものになっていると思います。 より多くの人の魂を震わせますように。


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Mylta

作曲家

色々なシーンの音楽に対する愛と熱がはちゃめちゃに伝わってくるアルバム、EPだと思います!特に各ジャンルのサウンドやキャラクターの融合具合が絶妙で、とにかく聴いてて楽しいです!


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Neru

アーティスト

この度は、アルバム & EPリリースおめでとうございます。 本作は、音楽家として常に次の扉を叩き続けたいという氏の探究心や野心を強く映した鏡のような作品であるが、聞く者たちへの対話を呼びかけている節々が糸を縫うようなアレンジメントからもひしひしと伝わってくる。 それは、アートでありながらポップであるという集合と集合の共通を演算し続けるというある種の非合理的な行為であり、己の理性が導くままでなく断続的に茨をかき分けながら獣道を突き進むようなものではないか。 自分も例に漏れず多くの人々は、創作に限った話でなく、型に嵌った手法や生きる世界のマナーの中に落ち着いて同じ轍の跡を辿り続けるということが否定できない実情がきっとある。 この作品群たちから、自身の制作に対して襟を正されるような想いを受け取った気がします。 素敵な道標を残してくれて本当に本当にありがとう。 楽曲たちを拝聴して素直にそう感じました。


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picco

アーティスト

アルバム、EPリリースおめでとうございます! まず、アルバム『解釈系』を聴かせていただきました。椎乃味醂さんの楽曲は、ダブステップなどの従来のクラブミュージック系のサウンドを軸にしながらも、バイレファンキなどの斬新なビートの展開や緻密なコードワークが織り込まれていて、既存のジャンルに収まりきらない魅力があります。複雑なことをしているはずなのに、スッと耳に馴染む疾走感が好きです。また、パーカッシブ系の音やピアノの音など、随所で入ってくる音色も印象的でした。 EP『ハーモニー』は、EP形式だからこそのテーマのまとまり感がバッチリと伝わる作品だと感じました。今まで椎乃味醂さんのボカロ作品を中心に聴いてきた方にも、ぜひ聴いていただきたいです。DJイベント等で垣間見える味醂さんの人柄を、より感じることが出来たように思います!


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R Sound Design

音楽家/医師

椎乃味醂さん新規リリースおめでとうございます! アルバム『解釈系』では難解なLyricが小気味良く展開され、どの曲もDrop含め曲終わりまで惹きつけられる構成が素晴らしいです。EP『ハーモニー』ではfeat.アーティストと味醂さんの楽曲の見事な調和を感じる曲ばかりでEPとはいえフルアルバム並みの聴きごたえがありました。どちらも濃密な3分間の集合体、必聴です。


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r-906

ボカロP

アルバムを通して聴き終えた時、紙と鉛筆で深い思考を整えていく味醂さんを隣に座って見つめていた様な心地がしました。鉛筆をナイフで削り、同じくらい鋭い視線を世界や自分に向けて言葉を綴っていく。先が丸まったらまた削るけれど、その鉛筆が短くなることは絶対に無い…そんな安心感にも似た熱量が、凶暴性を帯びた圧倒的な三分間の音に包み込まれて、味醂さんだけの音楽に昇華されていました。


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RED

ボカロP

味醂さんの作品を拝聴するたびにいつも「なんて熱い人なんだ」と思う。 再生ボタンを押せば、僕はいつのまにか雨の中に立っていて、やがてスネアやキックの一打一打が、一つ一つの単語が、激しい雨粒となって打ちつける。それなのに僕の心は雨を受けるたびにゴウゴウと燃え上がっていく。そんな感覚に陥ります。そしてその雨からは、文化の一端を担う矜持や覚悟、創造へのリスペクトをいつも感じています。 きっと僕以外にも、そんな感覚に陥ったクリエイター達が結集したからこそ、EP「ハーモニー」は完成したのだと思います。味醂さんの“熱い雨”に呼応し、それぞれが心の炎を燃やす姿を想像できる、最高の作品でした。 改めて、アルバム『解釈系』とEP『ハーモニー』のリリースおめでとうございます。これからも創造の炎を共に燃やしていきましょう!


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sakiyama

イラストレーター

アルバム・EPリリースおめでとうございます! 「喧騒」MVの制作でご一緒させていただいた際、曲や歌詞だけでなく映像表現の細部に至るまで、椎乃味醂さんの作品に対する圧倒的な熱意を感じました。徹底された唯一無二の世界をこれからも楽しみにしています。


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Sakuzyo

アーティスト

凶悪でありながら情報量溢れる繊細な音作り、キャッチーでダンサブルなリズム、ポップスで培われた印象的なメロ、全てが宿った椎乃味醂節此処に在り。 至高の3分間が、此れ等に鎮座している。


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Sonance

アーティスト

味醂さん、2ndアルバム&EPリリースおめでとうございます! 電子音楽らしい攻撃性と、味醂さんの進化の過程が聞こえてくる。そんな世界観に引き込まれ、ボカロシーンを超えて様々な人たちに影響と感動を与えるような、次のレベルに到達している作品だと感じました。言葉で届かない領域を音で、音で届かない領域を言葉で補完し合うような繊細なサウンドデザインが光ります! 味醂さんのひとつの到達点であると同時に、ここからまた次の物語が始まっていくような、そんな力強さを感じる作品です!


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syudou

シンガーソングライター、ボカロP

味醂くんの音楽からは溢れ出る知性と熱量を感じます。確かな知識と技術に裏打ちされたサウンドと、情報の滝を浴びる様なリリックは圧巻です。 確実に"やりたい事"や"伝えたい事"を持っている人間が作る楽曲だと思います。そのせいかエレクトロで徹底的に作り込まれている音像にも関わらず、どこか常に人の温かみを感じます。自分はそういう楽曲が大好きです。 アルバムリリースおめでとうございます!多くの方の耳にこの圧倒的なサウンドが届くことを心から祈っております。


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tokiwa

音楽家 / アーティスト

アルバム『解釈系』は、彼自身の核となる思考や音楽性とあわせて、時間の積み重ねによって生まれた変化をも感じられる作品になっていると感じます。 シングルという離散的な表現ではなく、アルバムという連続的な表現だからこそ伝わるものが、この1枚には在ると思っています。 自身の変容と、そのなかで変わらないものにフォーカスできる、そんなアルバムです。 EP『ハーモニー』はアーティストとのコラボレーションという、自身の外側にあるものを取り入れた作品です。 彼の表現や音楽性という基盤に、第三者の解釈が歌や音楽として混ざり合うことで、新たな観点からの音楽性や情動を受け取れる。どこか新鮮味を感じるような作品に仕上がっていると思います。 なぜそのアーティストと共に表現を思索し、この音楽作品を制作したのか。という意について、確固たるものがそれぞれから伝わってくる1枚です。 私は彼の音楽表現を『「様々な音楽的文脈」と、「自身の思索の積み重ねから生まれたもの」を組み合わせて、ひとつの作品へと昇華する表現』とも考えているのですが、 このアルバムとEPには、その音楽表現が揺らぐことなく取り入れられています。 私は、その表現にずっと惹かれています。 あらためて新アルバムとEPのリリース、おめでとうございます! 通しで聴いて、何度も聴いて、綴りました。非常に素敵な2枚です。


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x0o0x_

歌い手

アルバム、EP発売おめでとうございます! 僕は音源全部聴きました これを見ている皆さん羨ましいですよね? 1番から順番に再生しても、シャッフル再生しても、スピーカーで聞いても、ヘッドフォンで聞いても無限に楽しめました たくさん聞いてるのに、知らない音が聞こえてきて怖かったです 早くDJイベントでも披露して欲しいなと思ってます


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Yamaji

ボカロP

ドロップを採用した構成、ベースをメインに据えたアンサンブル、多種多様な音色と性急で複雑なビート。かなり先進的でオルタナティブなはずなのに一聴して多くの人が熱狂してしまうのは、彼の曲には「VOCALOIDをやろう」という意志が込められているからだと思います。 次から次へと現れる音に様々なジャンルからの文脈を感じてニヤケてしまうのと同時に、「場所や年齢は違えど、きっとあの頃同じ音楽を聞いて、同じ衝撃を受けていたんだろうな」という気持ちにさせてくれるカッコ良さが随所に散りばめられています。 新たな表現を模索しながらも、自分のルーツに向き合い続ける姿勢に『解釈系』を聞いて感銘を受けると共に、背筋が伸びる思いでした。 そして『ハーモニー』では、ある種根幹にあったボーカロイド的様式美から解放され、より射程範囲を拡げたものになっていました。それでもなお無機質な世界はより深淵に感じられ、純度を高め進化していく椎乃味醂ワールドをこれからも追いかけ続けたい気持ちになりました!!!


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yuha

ボカロP

真摯なサウンドに圧倒されました。 他のどの領域とも少し違う、知的な誠実さを感じました。 尊敬します。


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yuigot

ミュージシャン

味醂くんとはなんだかんだもう長い付き合いになりましたが、DJでの活動が増えて以降の彼の作品は、 ベースミュージックの攻撃性を保ちながらも、よりクラブ的なアプローチを取り入れていて、ほんとに敵なしだと思います。 昔、DJ機器の操作を(ほんの少しだけ)教えた身としては、なんだか鼻が高いです。 全曲本当に最高ですが、個人的には「あなたにはなれない」と「OSINT」が特に好きです。 改めて、リリースおめでとうございます!


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Zekk

コンポーザー

2ndアルバム&EPのリリース、誠におめでとうございます! 椎乃味醂くんの音楽は、私が追求している音楽的な「カッコよさ」と通じる文脈を持っており、今回の作品を拝聴しながら終始楽しい気持ちで居られました。 全体として非常にクールでありながら、その中に熱さが共存しており、私の好みにぴったりと合う楽曲が数多く収録されていると感じました。 中でも特に印象に残ったのは、EP『ハーモニー』に収録されている「デブリーフィング」でございます。 私自身も音楽を制作する立場として演出的な側面から多くの学びを得ることができました。 リスナーの皆様やクリエイターの皆様にも、ぜひそのような点に注目してお聴きいただければ!


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Zexnum

Composer

とにかく最高です。哲学的・社会学的なメッセージを内包したリリックと、最先端の電子音楽が融合した、椎乃味醂さんにしか生み出せないオリジナリティが遺憾なく発揮されたEP/アルバムだと感じました。


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アサヮ

漫画家・イラストレーター

ニューアルバム&EPリリースおめでとうございます。 味醂さんの曲を初めて聞いた時に「こんな熱量のある曲を作るってどんな人なの?」と思ったのが強く記憶に残っています。 制作のお手伝いをさせていただく中で、音を通じて表現をする人の視点・椎乃味醂というクリエイターの想いに触れられたことはとても光栄です。 体温のないボカロの合成音声の向こうに人間の熱を感じる曲が好きなんですが、味醂さんの曲は熱が壁を超えてこちらにぶつかってくるので最高です。一端のリスナーとして今後の活躍も楽しみにしています。 普段ボカロに触れないという方もぜひ聴いてみてください。 圧倒的パワーを感じられると思うので!


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あばらや

ボカロP

この度は、アルバム『解釈系』およびEP『ハーモニー』のリリース、誠におめでとうございます。 私は、椎乃味醂さんの音楽からしばしば「叫び」を感じます。 それは、パンクロックを聴いているときの感覚に近いものです。 まるで「かき鳴らす」かのように幾層にも重ねられた激しいサウンドメイキングには、エレクトロという枠を超えた何かが宿っているように思います。 とりわけ、今回のEP『ハーモニー』では、その「叫び」がいくつもの色を帯びて押し寄せてきました。 これは、さまざまなアーティストとのコラボレーションを軸とした作品だからこそ生まれたものなのだと思います。 声質やフロウの違い、トラックメイキングのアプローチの違いといった他者との融合が、「椎乃味醂」という核そのものをさらに拡張していき、その先でまた新たな「叫び」を生み出していく。 2枚のCDを通して、そうした循環の中で「これまでの椎乃味醂」と「これからの椎乃味醂」が交わりつつ分岐していく様子を、まさに目撃した気がします。 皆さんもこの作品を通じて、彼の「叫び」を、循環を、ぜひ体感してみてください。


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アボガド6

映像作家

リリースおめでとうございます!一気に二つも…! 椎乃さんはずっと変化を恐れずに突き進んでいて、初投稿から今に至るまで驚かされてばかりです。 ただただ素晴らしかったです。 アートワークも大好きで、StudioGnuが生み出す曲とそれを取り囲む世界観は唯一無二だと思い知らされます。 圧縮された創造性にぶん殴られてこんなに幸せなことはありません。 こちらの創造性も刺激し灯すようなアルバムでした。


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アルセチカ

絵描き

味醂さん!超大作なアルバムとEPのリリースおめでとうございます! 私がどれだけ視聴しても味醂さんが考えている世界には到達できないだろうな…と圧倒されるものばかりでしたが、味醂さんの作品はどんな感想や考察も巻き込んでしまうような創作物だと感じています。 なので、率直に申しますと「まだ知らない君がいる!」が特に好きです!私は心を震わすようワクワクできる音と言葉が大好きなので、この楽曲のサビにはかなりやられました。ボカロに出会った時のワクワクをまた味わえたようなそんな気持ちです。これに留まらず、これからも味醂さんたちが作り出す新しい世界を追えるのが楽しみです!


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あ子

ボカロP・作曲家

2nd Album「解釈系」&2ndEP「ハーモニー」リリースおめでとうございます! 開幕1曲目がインスト楽曲で、言葉が無い分編み込まれた音から込めた意味を受け取りたい…と聴き込んだあとの「Are you really seeing me?」。 「解釈系」という言葉が体現され脳に直接叩き込まれたような衝撃に、文字通りガツンとやられました。ず、ずるい…! 世の中のさまざまな事象を、椎乃味醂さんの"解釈"を通して私たちが"解釈"させてもらえる。これもまたハーモニーの形のひとつなのかな…なんて、聴けば聴くほど作品に込められた何層もの思いを自分なりに感じ取りたくなって止まりません。 もっと解りたい、もっと知りたい!と思い続けられる幸せを改めて感じた2枚の作品集でした。 固めの文章を書きましたが、つまるところはちゃめちゃに大好きな楽曲がこんなにも収録されているCDのリリースが嬉しすぎてきゃ~!という気持ちです。ありがとうございます!


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いちた

ボカロP

“成長”や“折り合い”というのはどちらも常に変化と共にあるものであり、変化というのは環境や外的要因から成るものとは別に、それらと混ざり合いながら自問自答を繰り返した先に辿り着くものでもあると思っております。 この“自問自答を繰り返した先で得た変化”は時が経ちもう一度自分に問うた時、全く違う答えに辿り着いて過去の自分を憂いたり、それでも変わらない答えもあったり、またその自分を時間が経って憂いたり、はたまた肯定したり、そうやって変わっていくものだと思っています。 つまりこの変化が上昇であるのか下降であるのか自体には大した意味は無く、自問自答を繰り返して変化していくことこそが“成長”と言って良いと、私は思いました。 その中で見つけた、現状の自分との折り合いのつけ方というのも、また“成長”であるとも思います。 今回リリースされるアルバム『解釈系』とEP『ハーモニー』からはそういった意味で、彼の中の“成長”を感じました。 そして上記の“成長”というものについて私の中で思考するきっかけともなりました。 彼の内側の様々な思慮や自問の先を、完全に汲み取ることは難しいですが、その一時的な結果として出力されたこの音楽たちを私たちが聴くことが出来ることに感謝すると共に、この血の通った歌詞、言葉たちに心からの敬意を表します。


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イマニシ

アーティスト

アルバム『解釈系』EP『ハーモニー』リリースおめでとうございます。 三分で繰り広げられた音に乗せられた言葉は魂が宿って信念となって、それにはジャンルとか超越する名前があると思っています。 彼の音楽を聴き終える頃には気づけば拳を握っていて、心が強く奮い立たされます。


いよわのアイコン

いよわ

ボカロP

彼の圧倒的なサウンドメイク、そして彼を起点とする創作的な化学反応の輝きが感じられる二枚です。 これまで発表されてきた楽曲の数々もさらに磨きがかけられており、より強くこちらの頭を揺さぶります。 一曲一曲から、彼の音に対する確かなこだわり、絶対にただ曲を集めるだけ•人を集めるだけでは終わらせないという意志を感じました。 彼のクリエイティブは、無機質的なテクスチャの下に、熱い血が通っていて本当にかっこいい。改めてそう思いました。 家にあるいっちばん良い視聴環境で聴いてほしいです。


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お柴鉱脈

アーティスト

椎乃味醂さんが確立した独自の詩性は、合成音声ソフトウェアによる特異なボーカルスタイルとの丁寧な対話によって成立しているように思います。『ハーモニー』では、そこに明確な他者性が持ち込まれ、そのスタイルが(やはり丁寧に)拡張されていく様が実にスリリングでした。


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カンザキイオリ

ボカロP

音が始まった瞬間、脳が弾け飛ぶみたいな錯覚を受ける。どこにいても、どこに逃げても、不気味でポップなリズムに飲み込まれてしまう。そこに横入りして、暴力的に耳に捩じ込まれる言葉の羅列。でもそれに気づけば屈服してしまう。 今刺激が足りていないのなら、このアルバムにあなたの望む全てがあります。 脳みそをこねくり回されたいあなたに、至高の一品です。


けすまるのアイコン

けすまる

時々音楽を作る人

リリースおめでとうございます。味醂からリリースのお知らせを貰って、かなーり久々にアルバムを通しで聴きました。一応私も音楽をやっている身ではあるわけですが、音楽的要素においても言語的要素においてもここまで思慮されたものを創作できる自信は本当にない。どれぐらいの時間を費やしてこれを組み上げたのだろうとか、一体何考えて普段生活してるんだとか色々と興味が沸いてくるから、手に取る人は是非とも詩までじっくり読んでみてほしいです。


シャノンのアイコン

シャノン

音楽 / アニメーション作家

秘密のガレージから持ちよった道具で最強ぶっ壊れビルドの音楽、アートワーク、アイデアをいつも試している感じ、 ほのかに鉄粉かサーバールームのような香りのする作品たちを聞くと、くすぶった厨二心のボタ山に火を放ってくれます アルバム&EPリリースおめでとうございます


すずめのめのアイコン

すずめのめ

ボーカロイドP

しっかりとダンサブルなトラックを土台に、氏の豊かな音楽性を反映するメロディと歌詞が、唯一無二の世界を存分に魅せてくれる二枚です。 合成音声の枠組みにとらわれない、氏の活躍を感じるEPは素直に必聴です。 リリースおめでとうございます!


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ソガケイスケ(エイハブ)

アーティスト

最先端の音楽性と大衆性を同時に内包した作品は、総じて”時代を変えた作品”として評価され、今日まで語り継がれてきた。そして『解釈系』『ハーモニー』の楽曲群は、そのような評価を受けるだろう。 この作品は、すでにぼくの灯台となった。これを読んでいるあなたにとってもきっと、そうなるはずだ。 味醂、制作お疲れさまでした。文字通り、渾身の作品を世に出してくれてありがとう。 僕らはこれを受け取って、自分勝手に大切にしたいと思います。


ちいたなのアイコン

ちいたな

ボカロP

椎乃味醂というアーティストが自分の音楽を追求してきた結晶盤 自分の音楽を確立した彼が今後どんな作品を創っていくのか楽しみで仕方がない


なきそのアイコン

なきそ

アーティスト

ボカロシーンとクラブシーンの境界をごちゃ混ぜにして先導していく存在だと思っています。このアルバムとEPがどのように受け止められるのか、とても楽しみです。 正直、凄まじいサウンドメイクに圧倒されて悔しい思いがあります。しかし、ぼくも負けない!


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なみぐる

ボカロP

ずんだもんなのだ! なみぐるは文才がないから、ボクが代筆するのだ! (むずかしいことばはよくわからないから、解釈違いがあったらごめんなのだ!) 本作は一創作者の目線から現代情報社会が抱える課題を鋭く批評しつつ、システム化された世界の中で、自分らしくあるための「ズレ・曖昧さ」の価値を再定義し、その中で「まだ知らない君」(まだ見ぬ自己 or 他者) との繋がりを大切にする前向きなメッセージを私達に伝えてくれている気がするのだ。 なみぐるもお会いする前(数年前)は氏を畏怖していたそうなのだけど、今はたくさんの思慮と過去の自分との向き合いの中から、創作者を鼓舞する言葉を探し紡いでいる、あたたかい印象をうけたと言っていたのだ。 また、本作は音楽趣向の変遷も記録されていて、drill・jazz等をmixした独自の音楽体系をベースに、colour bassやbaile funk等時々の流行も拾っていて音楽リテラシーの高さも伺えるのだ。全曲音が良くてずるいのだ!


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ぬゆり

アーティスト

緻密な編曲や歌詞でありながらもその技術を使ったなにかウソや誤魔化し・誇示が一つもなく、その高精細さをもって全身全霊で余すこと無く味醂さんの一つの意思を記すのに使われてるなと思いました。きっと自分で制御するのも難しいであろう芯を感じます。 超透明で綺麗な作品集でした。聴かせてくれてありがとうと思いました。 今後味醂さんという人が、何があってどう変わっていくのか勝手に楽しみになりました。


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はるまきごはん

ボカロP

「解釈系」「ハーモニー」リリースおめでとうございます! 椎乃味醂というボカロPを初めて知った時、まだ知られ始めたばかりなのに既に高いクオリティで、緻密に練られたアレンジが凄いなと思っていました。それだけで、椎乃味醂というボカロPを聴く理由としては充分だったと思います。しかし、その後味醂と会う機会があり、直接話を聞いてから、その印象は全く違うものになりました。素晴らしい曲を作る音楽家であることは大前提としながら、一人の研究者として、音楽というコンテンツの参加者全体を俯瞰するような創作の視点を持っていました。その音楽だけを切り取っても人の心を掴む力がありながら(あるが故に?)、自分は椎乃味醂という人間のものづくりの一部分しか見えていなかったのか、と思ったとき、同時にその音楽の新しいあり方に驚きました。ほかの音楽家たちとは違う一面を持ちながら、自然に音楽の器にそれを落とし込めるのは、やっぱり本人が大のボーカロイド・キッズであるために、滲み出る愛ゆえなのかなぁと思ったりもしています。アルバムは音楽家としての足跡のようなものだと思うので、この二枚で椎乃味醂がまたどんなところへ歩いていくのかとても楽しみです。あとこの前電車の窓を眺めていたら、駅で隣に停車した電車の中に味醂がいてそんなことあるんだと思いました。


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めり

イラストレーター・映像作家

味醂さんの音楽は鋭いな、と思います。音も詩もテーマからも、いつも「鋭さ」を感じています。今回リリースされるアルバムは、刃物のように研がれたクリエイティブが鋭さを増して突き刺してくる感覚がありました。また、ゲストを交えたEPに関してはコラボレーションによって生まれる新たな可能性が無限にも感じられてワクワクが止まりませんでした。私は一緒に作品作りをした経験のあるクリエイターとして、また一人のリスナーとして、また古い友人として曲を聴いてきましたが、今回の贅沢なリリースの瞬間に立ち会えることを心から嬉しく思います!


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ももえ

キャラクターアーティスト

アルバム、EPのリリースおめでとうございます! DJやアニメEDに展示などの様々なことに挑戦し続ける姿勢、リスペクトしています。 MVで関わらせていただいた「1ピース」や「まだ知らない君がいる!」、味醂さんを知るきっかけになった「知っちゃった」 どれも大好きな楽曲です。 聴くたびに音楽に込められた熱を感じて、いつもエネルギーをもらっています。 これからも大切に聴き続けます!


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ヤマモトガク/Peg

アーティスト/ボカロP

2nd Album 『解釈系』&2nd EP『ハーモニー』リリース、おめでとうございます。  アルバムとは生き様であり、ある種コミュニケーションの手段だと日々思っている。  ひとまず『解釈系』を聴いたそんな自分は、彼と飲みに行くより、海に行くより、一晩中通話をするよりも、椎乃味醂という人間の輪郭を捉えたような気がした。  彼の怒り、こうすればもっと世の中がハッピーでいられるのにという理想やその奥底の寂しさ。言葉だけでなく、グロウルするベースや切り刻まれたサンプルの奥で鳴る一垂らしのピアノがそれらを物語る。    人間の輪郭を捉えては自分ならこうだなぁとニヤつく悪趣味な自分は嬉しくなりながら、『ハーモニー』を聴く。そんな喜びに近しい感情を描くその盤に、どこまでも人を食ったような野郎だなと自分はニヤつくばかりであった。  自分と違う何かがそこに在る。それこそが無限の刺激を与えてくれるのだ。  そんな感情、又の名を“影響”を以て、彼の作品群は完成するのではないだろうか?    改めて、リリースおめでとうございます。


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梓川

アーティスト

初めて彼の楽曲に触れた瞬間から今日に至るまで感じてきた椎乃氏の音に対する研ぎ澄まされた解像度とセンス、揺るぎない拘り、そして一貫したポリシーはそのままに。加え、氏が創作に対し真摯に向き合い丹念に研鑽を重ね、食べて咀嚼し、血肉としてきた無数のサウンドとカルチャーが、アルバムやEPという形で結晶となって輝きを放つそのすがたは、私にとって一つの表現者としての憧憬であり、静かに息を呑むほかありません。流動的でありながらバワフルなリリックとその言葉のリズムと呼応するようなメロディ。その精度と連続的な広がりがただひたすらクールで心身が動かずにはいられません。紛れもない名盤です。


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一二三

ボカロP

アルバム&EPリリースおめでとうございます! 『ハーモニー』はその主題に相応しくボーカリストにマッチした音作り・構成となっておりとても聴き応えがありました。中でも春猿火さんとの「デブリーフィング」が気に入っています。 『解釈系』は収録曲が概ね動画投稿順となっており、順に聴くことで味醂さんの思考・思索の変遷を皆さんも追体験できるのではないかと感じました。個人的にボカコレで衝撃を受けた「1ピース」を中心に繰り返し楽しんでいます。 リスナーの皆さんもぜひアルバム・EPどちらも聴いてみてくださいね。


稲むりのアイコン

稲むり

ボカロP

絵画の筆跡のような細かい凹凸に触れる感覚が近いです。記録物そのものや、言葉が空気に放たれた瞬間はどうしようもなく一方通行で、気を抜くと何も考えずに受け入れてしまうことばかりです。そんな中で、味醂さんの曲は自由な跳ね返りを待っていてくれて、一介の表現者としてこの2枚に背中を押された気持ちです。


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河村拓哉

Youtuber

聴くたびに発見があります。最初は歌詞の言葉遊びに気づいたり、聞き漏らしていた音を捉えたり。その後には、状況を想像してみたり。何も考えずに楽しんでみたり。静かな情熱を下地にしているから、黙考のひややかさがないのです。 ものを考えるとたいがい悲観的になっていくものですが、一方で音楽を聴くと前向きになれます。椎乃味醂はその思考と音楽の両輪を乗りこなしている。前向きで在るための、音楽のための思考と、思考のための音楽。ための、ではないかも。交錯する思考と音楽。 形として現れてよかったなと思います。アルバム&EPリリースおめでとうございます!


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花譜

バーチャルシンガー

一体どれだけの言葉が椎乃味醂さんの頭に浮かびあがり、どれほどうごめいた末にこの音に、この歌に収斂していくのか…と曲を聴くたび圧倒されます。好きな楽曲、好きなフレーズが数多あるのですが……!!「まだ知らない君がいる!」は投稿された当時から大好きでよく拝聴している楽曲です。”迷い方を忘れてしまっている“という歌詞が特に心に残っています。椎乃さんの強靭な音楽に裏付く誠実さはまさに、善悪や正解不正解を決めつけないという意味で、迷い続ける覚悟の鏡であると感じます。鬼気迫る膨大な提起、自問を前に目を回している暇などなく、ざわつく胸のまま、答えのない思考の旅路に気づいたら自分も飛び出していってるような、そんな感覚になりました。 EPでのスーパースペシャルコラボレーションも大好き×大好きだらけで本当に嬉しくて…全曲素敵です……。たくさん聴かせていただきます。椎乃さんのこれからのご活躍も、心より応援しております。改めて、この度はアルバム&EPリリース、おめでとうございます‼︎


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皆川溺

音楽家

椎乃味醂は棘である。 椎乃味醂は電子の棘である。 その棘の、毒とつゆに魅せられる。 椎乃味醂の音楽なかにある、 人間臭くて優しい匂いが好きで、 それが歪んだ音世界のなかからチラリと顔を出す。 それは言葉であり、シンセサイザーであり ボーカロイド達の息遣いなんだな、と そう 俺はこういう音楽が好きだったんだ やっぱりボーカロイドでしか表現できないものがあるなあ 悔しいなあ


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黒うさぎ

ボカロP

難しいことは言えませんが、ふんわり聴くだけでもただ「かっこいい」とか「すごい」とかより先に、味醂さんの人生とかその人となりみたいなものを強く感じて、色々なことを考えさせられます... ボーカロイドの文化に対する想いとか、自分との対話とか、そういうものを音楽を通して実直に、なんというか正確に表現されていて、もう、すごいです。 とにかく全部ほんとうにめっちゃかっこよくてすごくてヤバいです。どうなってるの??全ての人はこれを聴くべき。 上手に言えなくてすみません!聴けばわかります!おれは夜行バスとかで移動するときにいつも聴いてます!リリースうれしい!!


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須田景凪 / バルーン

アーティスト

繊細さと暴力性が隣り合う中で、椎乃味醂という人間の思想が沸々と脈を打っているようでした。 鋭い言葉と音の共振が、やがては大きな波となって迫ってくる感覚を覚えます。 この衝動が鮮やかに結実した「解釈系」「ハーモニー」両作品があるからこその説得力を感じました。


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水槽

シンガー・トラックメイカー

こだわりと言うには狂気的な執着。ミニマルに削ぎ落とされ、それでいて質量の凄まじい音像に圧倒されて、歌詞世界を覗き込めば、またも情報量に呑み込まれます。軽やかで粘着質で、歌モノでありながら確実にダンスミュージック。大きい音で聴きたくなる音楽です。


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瀬名航

作曲家・ボカロP

『解釈系』『ハーモニー』それぞれ別の主題を扱っている中で、どちらも「絶望を煮詰めた先にあるかもしれない希望」をじっと見つめている作品であるように感じました。哲学、倫理、美学、などなど。私たちの生活は様々な角度から見つめることができますが、そのあらゆる角度で、あらゆるフィルターを通して、見つめ続けた末の、椎乃味醂の現在地がこの作品たちに示されているように思いました。 そして、それらが「音楽」という形で表現されていることで、言語外のニュアンス・思い・言語化できない“何か”が、曖昧さを残しながらも鋭く洗練された形を成してくれているように感じます。聴きながら思索にふけるのもよし、ただありのまま音に身体を委ねるのもよし、非常に懐の深い作品です。


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西島尊大

作曲家

ベッドルーム・ポップが傷を癒し人生の虚無を慰めてくれる睡眠薬だとすれば、 椎乃作品は闘うことを辞めた人々の眼前に示される一筋の狼煙のように見える。 創作動機には何か大きな存在への抵抗、あるいは憤怒を予感させ、 それらが作品全体に張り詰めた緊迫感を与えているように感じられる。 アカデミックで時に好戦的な迄のリリックは、即席の達観や怠惰な冷笑とは一線を画し、 むしろ情報氾濫の世にあって己の領分が無為に侵犯されることを明確に拒絶する いち創作者としての戦闘姿勢の顕れではあるまいか… …などという邪推は打ち棄て、目くるめくクラブサウンドと歌詞の奔流、 そして体に流れ込んで内側から支配されるリズムの快楽に身を委ねてみてほしい。


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大西拓磨

デザイナー・YouTuber

走りながら考えると、風が耳を破る。ネットには見なければならない現実がある。 泣きながら踊ると、砂が喉を撫でる。創作には超えなければならない過去がある。 壊れながらめぐり合うと、滝が脳を洗う。生存者は椎乃味醂を聴くことができる。


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濁茶

ソングライター

アルバム『解釈系』、EP『ハーモニー』いずれも拝聴いたしました。 まずアルバムのタイトルに『解釈系』と名付けることが個人的にかなりグッとくるわけですが、椎乃味醂らしいフックに溢れた、リフレインの中に生まれる蓄積と変質の気持ちよさ、限られた時間の中で展開される言葉・音の密度がしっかりコントロールされたメリハリに溢れる楽曲を聴き進めていくと、面白い制約とそれによって生まれるこの作品のコンセプト性が少しずつ見えてきます。 聴いていただくと分かると思うのですが、このある制約によって、重箱の中に綺麗に並んだお料理を一つずつ味わっていくような、どんどん次に聴き進めたくなるような、そんな感触があるのです。このアルバムはその構成によって、大きな流れの中にこの小気味好い歓びをもたらしてくれます。なおかつ、一つ一つのお料理はそれぞれ非常に聴きごたえのあるものになっているという…、面白えー…! EPにも、同じ歓びは通底しています。が、こちらはいずれもコラボレーション楽曲になっていて、違う人間と重なり合うことで生まれる、また一筋縄ではいかない複雑さ、ある種の揺らぎを持った作品になっているように思います。 少し通づる部分があるかも、と思っても、実際には自分と全く同じ形の人間というのはどこにもいませんし、それに寂しさを覚えることもありますが、だからこそこういった作品が生まれてくる…ということは、それ自体が一つの希望に思えてきます。 そんなテーマ性を勝手に感じながら聴いていると、このEPはその一つの結論と言える一文によって締めくくられる、というこの構成は痺れますね…。 つまり何が言いたいかというと、どちらも総じてらしさに溢れており、めちゃくちゃよかった…ということです。


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只野 楓 / A4。

アーティスト

椎乃味醂の音楽は、なぜこれほどまでに美しく響くのか。 その制作を陰ながら見ていて、理由が分かった気がします。 彼は、100の完成度を101、102、103…と上げていく作業を まるで完璧な球体を磨き上げるように音を研磨し続ける。 これは根性や才能といった言葉では説明がつきません。 ただただ、音楽を愛している。それだけなのでしょう。 きっと彼にだけ、ギラりと輝く星のようなものが遠くに見えていて 他の誰もが気づかない微かな光を捉え、 それをいかにして現実の音として顕現させるか。 その全てが、楽しくてしょうがないのだと思います。 これ以上、僕から言えることは何もありません。Album『解釈系』とEP『ハーモニー』が、その答えです。 リリース、心からお祝い申し上げます。P.S. おつかれ!!!!!飯行こうぜ!!!!!!!!!!!!!!


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渡瀬しぃの

イラストレーター

3年ぶりのリリース発表、おめでとうございます!! 「語用論」を経て積み重ねられてきた思考や感情の音の軌跡が アルバムという形になったことで、よりはっきりとした輪郭を帯びたように感じられました。 この2枚を通して、これまでの創作の延長線上にある“現在地”を受け取り、 これから先どんな音楽が展開されていくのか、とても楽しみです!


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読谷あかね

音楽/映像/絵/漫画

アルバムリリースおめでとうございます! 1人のファンとして拝聴させていただきましたが、まさに垂涎のアルバム。 音楽とは?創造とは?人間とは? 実験的な冷静さを以て見つめながら、その奥には確かな情熱を感じます。 化学反応の果て、思考は何処に還元されていくのか。 椎乃味醂という1人の人間が辿る軌跡を、そして聴き手の中に眠る感情を新たに発見できる……そんなアルバムでした。 偏にサウンドやデザインも素晴らしく、どっぷりと思考の海に沈んでいける感覚。その深さが心地良いです。観測せよ!


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白風珈琲

ミュージシャン

アルバム『解釈系』並びにEP『ハーモニー』リリースおめでとうございます。 素敵なリリースに言葉を送ることができ、とても光栄です。 言葉や音、色など、僕たちが普段触れる様々な情報には「答え」が決まっています。 信号の色は「青」であって、どんな見え方をしていても『緑』とは教科書に書かれません。答えは「青」です。 でも僕は僕で、君は君です。その「答え」は本当に君にとっての『答え』なのでしょうか。 この音源たちには、そうした「答え」に対して疑問を持ち、大きな存在に向かって問いかけんとする力のようなものを感じます。そう思わせるだけの、彼にとっての『答え』あるいはそれを導くための力強い言葉と音が、ここには詰まっています。 他人と違うと生き難いこの世の中で、苦悶しながら導かれ、紡がれたこの作品は、集団の中で生きづらさを抱える人に希望を与える光になるでしょう。 その光が、手に取ったあなたの希望になることを、願っています。


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腹話

歌動画を投稿している人

ヘーゲルの『美学講義』によれば、音楽は空間を超えた時間の展開として自我を駆動させる物である。 「解釈系(Interpretation system)」は、並存する現在を転写したような問答的サウンドスケープ。 「ハーモニー(Harmony)」は、旋律(メロディ)、律動(リズム)、和声(ハーモニー)の中で唯一時間の矢→に縛られない独立した可逆調和を表している。 解釈系とハーモニーを別の作品として語るのも難しいほどに、椎乃味醂のプレイリストは一貫した自我を内包した地図として時間を展開する。 っぱ非圧縮音声っしょ(CD)


歩く人のアイコン

歩く人

作編曲家・ボカロP

アルバム、EP発売おめでとうございます 彼の曲には、まだ彼にしか翻訳できない文章が大量に残されていると思います 作品が多くに行き渡ると知が集約され次第に一般化されていく現代で、解釈を自分の翻訳で提示し続けること、そしてそれが結構な難問であることが人を魅了している理由なのかなと考えたり 彼にとっての解釈を懸命に伝えようとしている"叫び"でもあり、僕らに解釈してみろと言わんばかりの"挑戦状"でもある曲の数々、まだ知らない椎乃味醂を垣間見れます


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雄之助

ボカロP

「解釈系」そして「ハーモニー」リリース、本当におめでとうございます。 語り始めたら尽きないですが、今の椎乃味醂の音楽との向き合い方や彼の世界に触れて、 これまでにない衝撃を受けました。喰らった。アルバム、EP共に凄まじく挑戦的で、 新たなレベルに到達したんだと強く感じさせる作品でした。特に「解釈系」は、ボーカロイド×クラブミュージックの新境地であり最高傑作と言えるでしょう。クラブミュージックが一般化しつつある今のボーカロイドシーンに、大きな影響を与えるに違いない。 "Interpretation System" 本当に最高。


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悒うつぼ

音楽家

神経質な激情にぶん殴られる


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鬱P

ボカロP/ベーシスト

アルバムのリリース、誠におめでとうございます。 鬼のような世代差にも関わらず、ここ最近イベントでご一緒する機会が増えてきたご縁もあり、僭越ながらコメントを書かせていただきます。 アルバム全体を通して「ここは歌を立たせたい」「ここはトラックを聴かせたい」という意図が明確で、主役を際立たせるアグレッシブな音作りが非常に好みです。 頭の悪い言い回しをすると「バカデカドロップ」というやつです。 個人的な話ではありますが、私自身は長くエクストリームな音楽を作ってきたにもかかわらず いつの間にか無難な音に落ち着いてしまっていた節があり 椎乃味醂さん世代から、改めて“攻めた音”のあり方を学ばせてもらった感覚があります。 音作りは技術的な領域の話ではありますが、不思議と魂が乗っかっていると感じるのは 若さやハングリーさから滲み出る「自己主張力」が音へと乗り移っているからなのだと思います。 その自己主張力は歌詞にも色濃く表れていて、全体のテーマであるボーカロイドカルチャーへのリスペクトを感じつつも VOCALOID音楽以外からの影響を感じる言葉遊びや押韻、歌詞ではあまり用いられない語彙をフックとして使う姿勢が非常に印象的です。 そのスタンスはEP『ハーモニー』でも揺らぐことなく、 声に個性が飲み込まれることなく、むしろ互いの存在感を増幅させる関係性が築かれていると感じました。 時間が経ってもその姿勢を貫き、好きなものから離れないで好きな形で作り続けていく未来を楽しみにしています。


album jacket

Interpretation system

Interpretation system

album jacket

モザイク feat. Reol

ハーモニー

椎乃味醂(しいのみりん)と申します。 このたび、2nd Album『解釈系』と、2nd EP『ハーモニー』を、2025年11月29日に同時リリースする運びとなりました。 『解釈系』は「向かい合うこと」を主題とし、これまでの思索をひとつにまとめ上げた作品です。新曲は多くありませんが、全楽曲再録・アップデートをしており、新鮮な感覚で楽しんでいただけると思います。 『ハーモニー』は「他/他者がいること」を主題とし、ぼくのリリースでは初めて人間歌唱を中心に据えた作品です。多方面からアーティストをお迎えし、新しい椎乃味醂の可能性を探るきっかけとなりました。 ぼくは今、無数の人々との関係に支えられて存在しています。単線的でない、複雑で、もはや追跡すらできないような様々な繋がりが、今のぼくを形作っています。この制作は、今日に至るまで重ねてきたそれらが、ひたすらに可視化される作業でもありました。 色々なモノから少しずつ力や知恵を頂き、ここまでやってきました。今回直接関わっていただいたアーティストの皆さんや、装丁に関わってくれたスタジオメンバーはもちろん、もっと基礎のところでは、生きる中で周りの友達から、敬愛する先輩後輩から、はたまた音楽と直接関係しない場の人達に至るまで、本当に様々な角度からの入出力があったように思います。 はじめて、ミキシングエンジニアリングを他人と一緒に行いました。頼んだのは、ベースミュージックのフィールドで活躍するDairou TanakaくんとVOLTAくんの2人です。元々いる場所を飛び越えようとしていなかったら、きっと出会えていなかった2人です。彼らは、彼らの住まう場所で培った見知らぬやり方で、新たな角度から楽曲をアップグレードしてくれました。また、同じくベースミュージックに近しいtoneclusterrさんと、ロック・ポップス方面からはエイハブのソガも、それぞれの耳で、仕上がりに対しセカンドオピニオンをくれました。 長らく相棒としてやってきた柚璃遥は、今回も最高なジャケットを生み出してくれました。加えて、グラフィックプログラミングをながいさん、文字組みをkohakunoさん、WEB実装をnaporitanさんにお願いし、それぞれ素晴らしいデザインをしてくれました。ぼくが3年前、「領域横断」を掲げStudioGnuを立ち上げ、メンバーを募った際、全く別のフィールドから来てくれた3人です。 今回、何かしらの形でご縁がある方々から、我儘ながらリリースコメントのご寄稿を賜りました。聴いて頂きたいと思った方に粛々とお声掛けしていたつもりなのですが、集計したら凄まじい人数になっておりました…。加減知らずにこんなに頂いてしまって申し訳ないとおもいつつ、この場を借りて改めてお礼申し上げます。 ご寄稿をお願いした方々は、仕事をご一緒した方、憧れの先輩、よく遊ぶ仲間まで、本当に様々です。そしてみな、ぼくの大好きな方々です。やっていることも千差万別で、ぼくの作品とは180°違う位置にいる方もいます。しかし、それぞれの縁のなかで、ある時は直接的な会話を通して、ある時はその方から発せられるクリエイティブを通して、ぼくは様々なものを受け取り続けてきました。声をかけられなかった人や、スケジュール等で叶わなかった方もいますから、それを含め本当に多くの人によって、ぼくはぼくたらしめられ、ここに立っています。 振り返ると、直接・間接に伸びる縁と偶然の連鎖が、作品を推し進め、この2枚にたどり着かせてくれました。 今、社会では分断が深刻になっています。細分化した価値観は、対立の回避を構造上難しくしています。調和や連帯とは言いますが、多様な立場が並ぶ世界で、考えなくそういった言説を強いることも、無責任な行いに思います。 しかし、複雑な関係性や価値観のなかでしか生まれないものがあることも、ぼくは身を持って体感してきました。その過程では、異なる距離や温度を抱えながらも、リスペクトや向かい続ける信念を以て、何かを必死に共有しようとする、人間的な営みがありました。ぼくのクリエイティブは、ずっとその連続で成り立ってきました。こうした姿勢を一つ形にすることは、分断される社会と向き合う上で、個人にとっても大きな意味を持つし、ぼくにできる仕事の一つだとも思いました。解釈系は、その内的な実践でした。ハーモニーは机上を越えて、実際に人を迎えた実践です。こうして2枚の作品を世に出せることを、とても嬉しく思います。 関わってくださったすべての方々、ご寄稿をお寄せくださった皆様、そしてこの文章を最後まで読んでくださった皆様に、あらためて深く感謝申し上げます。この二つの作品が、それぞれの場所で、皆さんの中のどこか小さな点と結びつき、なにかの意味を持つことを願っています。

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ariiol

music maker / designer

椎乃味醂さん's latest Album & EP is beyond words. It offers an incredibly direct and satisfying auditory experience, brimming with distinctive personality and a powerful core. He is one of the few artists I’ve encountered who can blend vocals with frenetic electronic sounds so perfectly while still retaining a unique identity. When you listen to all the tracks from start to finish, you’ll realize what a thrilling and wonderful journey this is.

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asanuko

アーティスト

2nd Album 「解釈系(Interpretation system)」、2nd EP 「ハーモニー(Harmony)」リリースおめでとうございます! 椎乃味醂さんのどんどん洗練されていくサウンドと広がる世界観がとってもこわいです!!!!!! これからも末永く素敵な楽曲聴かせてください!!!! 𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬!!!!!!!! 「解釈系(Interpretation system)」 特有のハイエッジでモダンなサウンドが、秩序と混沌の境界を駆け抜ける本アルバム!! 多様な合成音声が巧みに使われており、それぞれのアプローチが狂気的なまでに緻密で斬新!! ボカロカルチャーと創作への深いリスペクト、そして音楽的"椎乃味醂DNA"が息づく一枚!! 「ハーモニー(Harmony)」 豪華アーティスト陣とのコラボレーションを中心に構成された本EP!! 化学反応のようなサウンドのぶつかり合いが、椎乃味醂サウンドの新たな一面を引き出し、 その厚みと奥行きはまさに新境地に到達!! 2枚とも新たなシーンを切り拓く推進力を備えた傑作!!!!!!!

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blues

ボカロP

衝撃を受けるのではなく、“襲撃を被る”感覚。 聞き馴染みのない言葉や音も、ただ感じて「カッコいい」と唸るだけでよかった日常は、この創造性・主張性の前では少し平和が過ぎるように思え、心理的な安全圏から出ざるを得ません。 毎日の混濁する情報に視界が暈ける中、「あなたには(どんな解像度で)――見えるか?」。そう問いただされるようです。 それでいて、叱責もやはり愛から生まれるなどと単純には言い表せないまでも、社会への警鐘に留まらず、そこへの深い敬愛と信頼、そして“違い”と向き合う覚悟を奥底から感じさせます。熱量だけでなく人肌という意味でも、確かな温度の高さが伝わる作品たちです。

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buzzG

音楽家 / ボカロP

まさに、椎乃味醂という存在そのものが凝縮された作品だと思う。 フロアを揺らすエネルギーに満ち溢れたクラブライクな躍動と、精密に研ぎ澄まされたサウンドプロダクト。その強靭な外への推進力の裏側で、「自己」の深い海のなかをどこまでも潜っていくような内なる旅が静かに息づいている。 このコントラストが音楽に確かな生々しさを与え、その純度をいっそう高めている。 椎乃味醂の「自問」が、聴く者それぞれの「自由」に火を灯す未来の予感となって胸に溢れてくるのをはっきりと感じた。

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Chinozo

ボカロP

彼の音楽は、とにかくかっこいいんです。 で、僕なりに彼の音楽のかっこいいはどこから来ているのかを考えました。 そして得た結論は、「深淵」。とにかく深いんです。深い森の中に誘われていくんです。 幾何学的でキャッチーでありながら、どこまでも森羅万象にピュアな椎乃味醂が、このアルバムで味わえます。 最高です。彼は僕の友達だと、子供ができたら自慢します。

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DÉ DÉ MOUSE

Producer / DJ

畳み掛ける情報量と8小節ごとに織り重なっていくエモーション。皆さん全部取りこぼすことなく何度も何度も何度も何度も何度も聴き直して椎乃味醂の0.1%を自分の中に取り込んでしまおう!

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DJ WILDPARTY

DJ

クラブサウンド、特にベースミュージックに特化したサウンドは均質化していく印象がありますが、その中でちゃんとジャンルを手段とした表現、そしてそのサウンドの強さに負けない鋭い歌詞、アーティストの世界観にブレのない素晴らしい作品です。昔からDJでよくかけさせてもらっていたけれどこれからもお世話になります。

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Fujiyama

アーティスト

どの曲もグロテスクなほどに生々しい。しかし、決して完全な黒色ではない。 その色は、『解釈系』では「自己」という単体としての美しさを放ち、『ハーモニー』では他者と「混在」することでの美しさを生み出している。 鋭いサウンドを通して、その鮮烈な色は聴く人の耳に、深く彫られてゆく。 そうして彫られた色が、カルチャーの壁も越え、ひっそり私たちを繋いでいくのだろうと、強く感じさせられました。

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Haniwa/アメリカ民謡研究会

アーティスト

コレクションで彼女らは、到底"服装"と呼ばれない、まるで冗談のような規格を身に纏い歩く。 知らぬ誰かに嘲笑されようとも力強く前に進み続ける。 それは、自分だけの美しさを信じているからです。 新しい美しさを発明しようとする音楽が好きです。 誰に嗤われようと構うことの一切をせずただ、 自分だけの美しさを信じている音楽です。 新たな矜持の誕生に、おめでとうと思います。 お互いに、永く音楽を楽しむことができますように。

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higma

アーティスト

脳から何かが溢れて止めることができなくなる。 濁流のように流れ込んでくる音と歌詞に溺れそうになる。 体が自らの意思とは関係なく動き、自分が自分でなくなってしまうのではないかと思う。 そして、そんな轟音の中に、透き通った温かな鼓動を感じる。 EPの最後の曲「ハーモニー」を聴いた時、静かに心が震えるのを感じた。 彼が伝えたかったことの一端を、少しだけ感じ取ることができた気がした。 本当にすごい作品です。 味醂、いつもありがとう。

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Hylen/宇佐美祐二

Artist

椎乃味醂くんの作品は以前からチェックしていました。 今回のアルバム『解釈系』は、ボーカロイドというカルチャーを確実にネクストレベルに引き上げる作品で、純粋に楽しむことができました。 メロディやハーモニーの繊細さ、ボーカルの使い方はボーカロイドならではの面白さがあり、サウンド面ではグラニュライズされたシンセやエクスペリメンタルなリズムが光っています。 僕もこの二つの要素の調和を試行錯誤している立場ですが、何度もリピート再生してしまうのは味醂くんの音選びとセンスが本当にキャッチーだからだと思います。恐るべきセンス! それと悔しかったのがEP『ハーモニー』。 Reolさんや春猿火さんのやり方でこのジャンルをやられるなんて……やりたかったことを全部やられた気分で、「どうしよう!」ってなりました。しかもこんなにハイレベルに。 最初に味醂くんを見たときは「かわいい後輩だな〜」くらいに思っていましたが、今は完全に「恐ろしいライバル」です。いずれ追い抜いてやります。

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Inverted Silence

Music Producer

Sheeno Mirin is quickly shaping up to be one of the new top rising talents in the Japanese EDM world. This new body of work puts their fresh signature on an bold, exciting display! Definitely keep an eye out for Sheeno Mirin's refreshing modern production style in this new release!! Favorite song: 不協する和音 feat. たなか

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Jett Mance

Composer

Both the album and EP are fucking fantastic. Sheeno Mirin has an amazing musical voice that both moves me as a creator and makes me want to screw up my face and dance around like an idiot. Thank you for sharing this part of yourself ! Thank you for making music ! 本当にいいなと思う!!!

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miru

アーティスト

味醂くんには、次に来るであろう音楽をよく教えてもらっている仲です。 彼の音楽への探求心には話す度にいつも驚かされます。 今回のアルバムとEPを聴いたとき、まさにそんな彼を表した楽曲達だと思いました。 どれを取っても、聴くたびに新しい発見をすることができ、 彼なりのカルチャーと自身への回答を見せられている気分になりました。 素敵な作品集をありがとう。いい刺激になりました。

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Mizore

アーティスト

リリースコメント書くの初めてで。 こういうのってドキドキしますね。 アルバムとして纏め上げられた彼の楽曲群を聴いていくと、向いている方向や持っていたいものがわりあいに強く伝わってきて嬉しくなります。 それは和声感というよりひたすらにサウンドテクスチャと文意に振り切っていて、表現としてこれ以上ないほど完成された彼なりの回答を見せつけられたような気持ちになりました。 EPは一転して柔軟にほかアーティストからの出力を取り込んでいて、ここまで綺麗に成形されるといっそ怖えなと思います。 少し長くなりました、お気に入りは『limbo』です。 リリースおめでとう!

muyuのアイコン

muyu

コンポーザー、サウンドクリエイター

2ndアルバム、EPのリリースおめでとうございます。 今作で一貫している、静謐かつ情熱的で、きらめくような歪みは、味醂さんの創作行為そのものに対する構えだと感じました。 アートを横断する中で見てきた景色、出会ってきた人々の集大成を垣間見ることができ、クリエイターとして大変刺激がもらえる作品でした。 特に2ndEP Track.04 不協する和音 feat.たなか のHyperな歪み感とUK的なSubのうねりの融合は、まさに今影響を受けているサウンド感なんだろうなと勝手に解釈しておりました。 その他のすべてのトラックが味醂さんの濃く、熱い心血が注がれているものになっていると思います。 より多くの人の魂を震わせますように。

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Mylta

作曲家

色々なシーンの音楽に対する愛と熱がはちゃめちゃに伝わってくるアルバム、EPだと思います!特に各ジャンルのサウンドやキャラクターの融合具合が絶妙で、とにかく聴いてて楽しいです!

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Neru

アーティスト

この度は、アルバム & EPリリースおめでとうございます。 本作は、音楽家として常に次の扉を叩き続けたいという氏の探究心や野心を強く映した鏡のような作品であるが、聞く者たちへの対話を呼びかけている節々が糸を縫うようなアレンジメントからもひしひしと伝わってくる。 それは、アートでありながらポップであるという集合と集合の共通を演算し続けるというある種の非合理的な行為であり、己の理性が導くままでなく断続的に茨をかき分けながら獣道を突き進むようなものではないか。 自分も例に漏れず多くの人々は、創作に限った話でなく、型に嵌った手法や生きる世界のマナーの中に落ち着いて同じ轍の跡を辿り続けるということが否定できない実情がきっとある。 この作品群たちから、自身の制作に対して襟を正されるような想いを受け取った気がします。 素敵な道標を残してくれて本当に本当にありがとう。 楽曲たちを拝聴して素直にそう感じました。

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picco

アーティスト

アルバム、EPリリースおめでとうございます! まず、アルバム『解釈系』を聴かせていただきました。椎乃味醂さんの楽曲は、ダブステップなどの従来のクラブミュージック系のサウンドを軸にしながらも、バイレファンキなどの斬新なビートの展開や緻密なコードワークが織り込まれていて、既存のジャンルに収まりきらない魅力があります。複雑なことをしているはずなのに、スッと耳に馴染む疾走感が好きです。また、パーカッシブ系の音やピアノの音など、随所で入ってくる音色も印象的でした。 EP『ハーモニー』は、EP形式だからこそのテーマのまとまり感がバッチリと伝わる作品だと感じました。今まで椎乃味醂さんのボカロ作品を中心に聴いてきた方にも、ぜひ聴いていただきたいです。DJイベント等で垣間見える味醂さんの人柄を、より感じることが出来たように思います!

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R Sound Design

音楽家/医師

椎乃味醂さん新規リリースおめでとうございます! アルバム『解釈系』では難解なLyricが小気味良く展開され、どの曲もDrop含め曲終わりまで惹きつけられる構成が素晴らしいです。EP『ハーモニー』ではfeat.アーティストと味醂さんの楽曲の見事な調和を感じる曲ばかりでEPとはいえフルアルバム並みの聴きごたえがありました。どちらも濃密な3分間の集合体、必聴です。

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r-906

ボカロP

アルバムを通して聴き終えた時、紙と鉛筆で深い思考を整えていく味醂さんを隣に座って見つめていた様な心地がしました。鉛筆をナイフで削り、同じくらい鋭い視線を世界や自分に向けて言葉を綴っていく。先が丸まったらまた削るけれど、その鉛筆が短くなることは絶対に無い…そんな安心感にも似た熱量が、凶暴性を帯びた圧倒的な三分間の音に包み込まれて、味醂さんだけの音楽に昇華されていました。

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RED

ボカロP

味醂さんの作品を拝聴するたびにいつも「なんて熱い人なんだ」と思う。 再生ボタンを押せば、僕はいつのまにか雨の中に立っていて、やがてスネアやキックの一打一打が、一つ一つの単語が、激しい雨粒となって打ちつける。それなのに僕の心は雨を受けるたびにゴウゴウと燃え上がっていく。そんな感覚に陥ります。そしてその雨からは、文化の一端を担う矜持や覚悟、創造へのリスペクトをいつも感じています。 きっと僕以外にも、そんな感覚に陥ったクリエイター達が結集したからこそ、EP「ハーモニー」は完成したのだと思います。味醂さんの“熱い雨”に呼応し、それぞれが心の炎を燃やす姿を想像できる、最高の作品でした。 改めて、アルバム『解釈系』とEP『ハーモニー』のリリースおめでとうございます。これからも創造の炎を共に燃やしていきましょう!

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sakiyama

イラストレーター

アルバム・EPリリースおめでとうございます! 「喧騒」MVの制作でご一緒させていただいた際、曲や歌詞だけでなく映像表現の細部に至るまで、椎乃味醂さんの作品に対する圧倒的な熱意を感じました。徹底された唯一無二の世界をこれからも楽しみにしています。

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Sakuzyo

アーティスト

凶悪でありながら情報量溢れる繊細な音作り、キャッチーでダンサブルなリズム、ポップスで培われた印象的なメロ、全てが宿った椎乃味醂節此処に在り。 至高の3分間が、此れ等に鎮座している。

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Sonance

アーティスト

味醂さん、2ndアルバム&EPリリースおめでとうございます! 電子音楽らしい攻撃性と、味醂さんの進化の過程が聞こえてくる。そんな世界観に引き込まれ、ボカロシーンを超えて様々な人たちに影響と感動を与えるような、次のレベルに到達している作品だと感じました。言葉で届かない領域を音で、音で届かない領域を言葉で補完し合うような繊細なサウンドデザインが光ります! 味醂さんのひとつの到達点であると同時に、ここからまた次の物語が始まっていくような、そんな力強さを感じる作品です!

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syudou

シンガーソングライター、ボカロP

味醂くんの音楽からは溢れ出る知性と熱量を感じます。確かな知識と技術に裏打ちされたサウンドと、情報の滝を浴びる様なリリックは圧巻です。 確実に"やりたい事"や"伝えたい事"を持っている人間が作る楽曲だと思います。そのせいかエレクトロで徹底的に作り込まれている音像にも関わらず、どこか常に人の温かみを感じます。自分はそういう楽曲が大好きです。 アルバムリリースおめでとうございます!多くの方の耳にこの圧倒的なサウンドが届くことを心から祈っております。

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tokiwa

音楽家 / アーティスト

アルバム『解釈系』は、彼自身の核となる思考や音楽性とあわせて、時間の積み重ねによって生まれた変化をも感じられる作品になっていると感じます。 シングルという離散的な表現ではなく、アルバムという連続的な表現だからこそ伝わるものが、この1枚には在ると思っています。 自身の変容と、そのなかで変わらないものにフォーカスできる、そんなアルバムです。 EP『ハーモニー』はアーティストとのコラボレーションという、自身の外側にあるものを取り入れた作品です。 彼の表現や音楽性という基盤に、第三者の解釈が歌や音楽として混ざり合うことで、新たな観点からの音楽性や情動を受け取れる。どこか新鮮味を感じるような作品に仕上がっていると思います。 なぜそのアーティストと共に表現を思索し、この音楽作品を制作したのか。という意について、確固たるものがそれぞれから伝わってくる1枚です。 私は彼の音楽表現を『「様々な音楽的文脈」と、「自身の思索の積み重ねから生まれたもの」を組み合わせて、ひとつの作品へと昇華する表現』とも考えているのですが、 このアルバムとEPには、その音楽表現が揺らぐことなく取り入れられています。 私は、その表現にずっと惹かれています。 あらためて新アルバムとEPのリリース、おめでとうございます! 通しで聴いて、何度も聴いて、綴りました。非常に素敵な2枚です。

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x0o0x_

歌い手

アルバム、EP発売おめでとうございます! 僕は音源全部聴きました これを見ている皆さん羨ましいですよね? 1番から順番に再生しても、シャッフル再生しても、スピーカーで聞いても、ヘッドフォンで聞いても無限に楽しめました たくさん聞いてるのに、知らない音が聞こえてきて怖かったです 早くDJイベントでも披露して欲しいなと思ってます

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Yamaji

ボカロP

ドロップを採用した構成、ベースをメインに据えたアンサンブル、多種多様な音色と性急で複雑なビート。かなり先進的でオルタナティブなはずなのに一聴して多くの人が熱狂してしまうのは、彼の曲には「VOCALOIDをやろう」という意志が込められているからだと思います。 次から次へと現れる音に様々なジャンルからの文脈を感じてニヤケてしまうのと同時に、「場所や年齢は違えど、きっとあの頃同じ音楽を聞いて、同じ衝撃を受けていたんだろうな」という気持ちにさせてくれるカッコ良さが随所に散りばめられています。 新たな表現を模索しながらも、自分のルーツに向き合い続ける姿勢に『解釈系』を聞いて感銘を受けると共に、背筋が伸びる思いでした。 そして『ハーモニー』では、ある種根幹にあったボーカロイド的様式美から解放され、より射程範囲を拡げたものになっていました。それでもなお無機質な世界はより深淵に感じられ、純度を高め進化していく椎乃味醂ワールドをこれからも追いかけ続けたい気持ちになりました!!!

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yuha

ボカロP

真摯なサウンドに圧倒されました。 他のどの領域とも少し違う、知的な誠実さを感じました。 尊敬します。

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yuigot

ミュージシャン

味醂くんとはなんだかんだもう長い付き合いになりましたが、DJでの活動が増えて以降の彼の作品は、 ベースミュージックの攻撃性を保ちながらも、よりクラブ的なアプローチを取り入れていて、ほんとに敵なしだと思います。 昔、DJ機器の操作を(ほんの少しだけ)教えた身としては、なんだか鼻が高いです。 全曲本当に最高ですが、個人的には「あなたにはなれない」と「OSINT」が特に好きです。 改めて、リリースおめでとうございます!

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Zekk

コンポーザー

2ndアルバム&EPのリリース、誠におめでとうございます! 椎乃味醂くんの音楽は、私が追求している音楽的な「カッコよさ」と通じる文脈を持っており、今回の作品を拝聴しながら終始楽しい気持ちで居られました。 全体として非常にクールでありながら、その中に熱さが共存しており、私の好みにぴったりと合う楽曲が数多く収録されていると感じました。 中でも特に印象に残ったのは、EP『ハーモニー』に収録されている「デブリーフィング」でございます。 私自身も音楽を制作する立場として演出的な側面から多くの学びを得ることができました。 リスナーの皆様やクリエイターの皆様にも、ぜひそのような点に注目してお聴きいただければ!

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Zexnum

Composer

とにかく最高です。哲学的・社会学的なメッセージを内包したリリックと、最先端の電子音楽が融合した、椎乃味醂さんにしか生み出せないオリジナリティが遺憾なく発揮されたEP/アルバムだと感じました。

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アサヮ

漫画家・イラストレーター

ニューアルバム&EPリリースおめでとうございます。 味醂さんの曲を初めて聞いた時に「こんな熱量のある曲を作るってどんな人なの?」と思ったのが強く記憶に残っています。 制作のお手伝いをさせていただく中で、音を通じて表現をする人の視点・椎乃味醂というクリエイターの想いに触れられたことはとても光栄です。 体温のないボカロの合成音声の向こうに人間の熱を感じる曲が好きなんですが、味醂さんの曲は熱が壁を超えてこちらにぶつかってくるので最高です。一端のリスナーとして今後の活躍も楽しみにしています。 普段ボカロに触れないという方もぜひ聴いてみてください。 圧倒的パワーを感じられると思うので!

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あばらや

ボカロP

この度は、アルバム『解釈系』およびEP『ハーモニー』のリリース、誠におめでとうございます。 私は、椎乃味醂さんの音楽からしばしば「叫び」を感じます。 それは、パンクロックを聴いているときの感覚に近いものです。 まるで「かき鳴らす」かのように幾層にも重ねられた激しいサウンドメイキングには、エレクトロという枠を超えた何かが宿っているように思います。 とりわけ、今回のEP『ハーモニー』では、その「叫び」がいくつもの色を帯びて押し寄せてきました。 これは、さまざまなアーティストとのコラボレーションを軸とした作品だからこそ生まれたものなのだと思います。 声質やフロウの違い、トラックメイキングのアプローチの違いといった他者との融合が、「椎乃味醂」という核そのものをさらに拡張していき、その先でまた新たな「叫び」を生み出していく。 2枚のCDを通して、そうした循環の中で「これまでの椎乃味醂」と「これからの椎乃味醂」が交わりつつ分岐していく様子を、まさに目撃した気がします。 皆さんもこの作品を通じて、彼の「叫び」を、循環を、ぜひ体感してみてください。

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アボガド6

映像作家

リリースおめでとうございます!一気に二つも…! 椎乃さんはずっと変化を恐れずに突き進んでいて、初投稿から今に至るまで驚かされてばかりです。 ただただ素晴らしかったです。 アートワークも大好きで、StudioGnuが生み出す曲とそれを取り囲む世界観は唯一無二だと思い知らされます。 圧縮された創造性にぶん殴られてこんなに幸せなことはありません。 こちらの創造性も刺激し灯すようなアルバムでした。

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アルセチカ

絵描き

味醂さん!超大作なアルバムとEPのリリースおめでとうございます! 私がどれだけ視聴しても味醂さんが考えている世界には到達できないだろうな…と圧倒されるものばかりでしたが、味醂さんの作品はどんな感想や考察も巻き込んでしまうような創作物だと感じています。 なので、率直に申しますと「まだ知らない君がいる!」が特に好きです!私は心を震わすようワクワクできる音と言葉が大好きなので、この楽曲のサビにはかなりやられました。ボカロに出会った時のワクワクをまた味わえたようなそんな気持ちです。これに留まらず、これからも味醂さんたちが作り出す新しい世界を追えるのが楽しみです!

あ子のアイコン

あ子

ボカロP・作曲家

2nd Album「解釈系」&2ndEP「ハーモニー」リリースおめでとうございます! 開幕1曲目がインスト楽曲で、言葉が無い分編み込まれた音から込めた意味を受け取りたい…と聴き込んだあとの「Are you really seeing me?」。 「解釈系」という言葉が体現され脳に直接叩き込まれたような衝撃に、文字通りガツンとやられました。ず、ずるい…! 世の中のさまざまな事象を、椎乃味醂さんの"解釈"を通して私たちが"解釈"させてもらえる。これもまたハーモニーの形のひとつなのかな…なんて、聴けば聴くほど作品に込められた何層もの思いを自分なりに感じ取りたくなって止まりません。 もっと解りたい、もっと知りたい!と思い続けられる幸せを改めて感じた2枚の作品集でした。 固めの文章を書きましたが、つまるところはちゃめちゃに大好きな楽曲がこんなにも収録されているCDのリリースが嬉しすぎてきゃ~!という気持ちです。ありがとうございます!

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いちた

ボカロP

“成長”や“折り合い”というのはどちらも常に変化と共にあるものであり、変化というのは環境や外的要因から成るものとは別に、それらと混ざり合いながら自問自答を繰り返した先に辿り着くものでもあると思っております。 この“自問自答を繰り返した先で得た変化”は時が経ちもう一度自分に問うた時、全く違う答えに辿り着いて過去の自分を憂いたり、それでも変わらない答えもあったり、またその自分を時間が経って憂いたり、はたまた肯定したり、そうやって変わっていくものだと思っています。 つまりこの変化が上昇であるのか下降であるのか自体には大した意味は無く、自問自答を繰り返して変化していくことこそが“成長”と言って良いと、私は思いました。 その中で見つけた、現状の自分との折り合いのつけ方というのも、また“成長”であるとも思います。 今回リリースされるアルバム『解釈系』とEP『ハーモニー』からはそういった意味で、彼の中の“成長”を感じました。 そして上記の“成長”というものについて私の中で思考するきっかけともなりました。 彼の内側の様々な思慮や自問の先を、完全に汲み取ることは難しいですが、その一時的な結果として出力されたこの音楽たちを私たちが聴くことが出来ることに感謝すると共に、この血の通った歌詞、言葉たちに心からの敬意を表します。

イマニシのアイコン

イマニシ

アーティスト

アルバム『解釈系』EP『ハーモニー』リリースおめでとうございます。 三分で繰り広げられた音に乗せられた言葉は魂が宿って信念となって、それにはジャンルとか超越する名前があると思っています。 彼の音楽を聴き終える頃には気づけば拳を握っていて、心が強く奮い立たされます。

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いよわ

ボカロP

彼の圧倒的なサウンドメイク、そして彼を起点とする創作的な化学反応の輝きが感じられる二枚です。 これまで発表されてきた楽曲の数々もさらに磨きがかけられており、より強くこちらの頭を揺さぶります。 一曲一曲から、彼の音に対する確かなこだわり、絶対にただ曲を集めるだけ•人を集めるだけでは終わらせないという意志を感じました。 彼のクリエイティブは、無機質的なテクスチャの下に、熱い血が通っていて本当にかっこいい。改めてそう思いました。 家にあるいっちばん良い視聴環境で聴いてほしいです。

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お柴鉱脈

アーティスト

椎乃味醂さんが確立した独自の詩性は、合成音声ソフトウェアによる特異なボーカルスタイルとの丁寧な対話によって成立しているように思います。『ハーモニー』では、そこに明確な他者性が持ち込まれ、そのスタイルが(やはり丁寧に)拡張されていく様が実にスリリングでした。

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カンザキイオリ

ボカロP

音が始まった瞬間、脳が弾け飛ぶみたいな錯覚を受ける。どこにいても、どこに逃げても、不気味でポップなリズムに飲み込まれてしまう。そこに横入りして、暴力的に耳に捩じ込まれる言葉の羅列。でもそれに気づけば屈服してしまう。 今刺激が足りていないのなら、このアルバムにあなたの望む全てがあります。 脳みそをこねくり回されたいあなたに、至高の一品です。

けすまるのアイコン

けすまる

時々音楽を作る人

リリースおめでとうございます。味醂からリリースのお知らせを貰って、かなーり久々にアルバムを通しで聴きました。一応私も音楽をやっている身ではあるわけですが、音楽的要素においても言語的要素においてもここまで思慮されたものを創作できる自信は本当にない。どれぐらいの時間を費やしてこれを組み上げたのだろうとか、一体何考えて普段生活してるんだとか色々と興味が沸いてくるから、手に取る人は是非とも詩までじっくり読んでみてほしいです。

シャノンのアイコン

シャノン

音楽 / アニメーション作家

秘密のガレージから持ちよった道具で最強ぶっ壊れビルドの音楽、アートワーク、アイデアをいつも試している感じ、 ほのかに鉄粉かサーバールームのような香りのする作品たちを聞くと、くすぶった厨二心のボタ山に火を放ってくれます アルバム&EPリリースおめでとうございます

すずめのめのアイコン

すずめのめ

ボーカロイドP

しっかりとダンサブルなトラックを土台に、氏の豊かな音楽性を反映するメロディと歌詞が、唯一無二の世界を存分に魅せてくれる二枚です。 合成音声の枠組みにとらわれない、氏の活躍を感じるEPは素直に必聴です。 リリースおめでとうございます!

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ソガケイスケ(エイハブ)

アーティスト

最先端の音楽性と大衆性を同時に内包した作品は、総じて”時代を変えた作品”として評価され、今日まで語り継がれてきた。そして『解釈系』『ハーモニー』の楽曲群は、そのような評価を受けるだろう。 この作品は、すでにぼくの灯台となった。これを読んでいるあなたにとってもきっと、そうなるはずだ。 味醂、制作お疲れさまでした。文字通り、渾身の作品を世に出してくれてありがとう。 僕らはこれを受け取って、自分勝手に大切にしたいと思います。

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ちいたな

ボカロP

椎乃味醂というアーティストが自分の音楽を追求してきた結晶盤 自分の音楽を確立した彼が今後どんな作品を創っていくのか楽しみで仕方がない

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なきそ

アーティスト

ボカロシーンとクラブシーンの境界をごちゃ混ぜにして先導していく存在だと思っています。このアルバムとEPがどのように受け止められるのか、とても楽しみです。 正直、凄まじいサウンドメイクに圧倒されて悔しい思いがあります。しかし、ぼくも負けない!

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なみぐる

ボカロP

ずんだもんなのだ! なみぐるは文才がないから、ボクが代筆するのだ! (むずかしいことばはよくわからないから、解釈違いがあったらごめんなのだ!) 本作は一創作者の目線から現代情報社会が抱える課題を鋭く批評しつつ、システム化された世界の中で、自分らしくあるための「ズレ・曖昧さ」の価値を再定義し、その中で「まだ知らない君」(まだ見ぬ自己 or 他者) との繋がりを大切にする前向きなメッセージを私達に伝えてくれている気がするのだ。 なみぐるもお会いする前(数年前)は氏を畏怖していたそうなのだけど、今はたくさんの思慮と過去の自分との向き合いの中から、創作者を鼓舞する言葉を探し紡いでいる、あたたかい印象をうけたと言っていたのだ。 また、本作は音楽趣向の変遷も記録されていて、drill・jazz等をmixした独自の音楽体系をベースに、colour bassやbaile funk等時々の流行も拾っていて音楽リテラシーの高さも伺えるのだ。全曲音が良くてずるいのだ!

ぬゆりのアイコン

ぬゆり

アーティスト

緻密な編曲や歌詞でありながらもその技術を使ったなにかウソや誤魔化し・誇示が一つもなく、その高精細さをもって全身全霊で余すこと無く味醂さんの一つの意思を記すのに使われてるなと思いました。きっと自分で制御するのも難しいであろう芯を感じます。 超透明で綺麗な作品集でした。聴かせてくれてありがとうと思いました。 今後味醂さんという人が、何があってどう変わっていくのか勝手に楽しみになりました。

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はるまきごはん

ボカロP

「解釈系」「ハーモニー」リリースおめでとうございます! 椎乃味醂というボカロPを初めて知った時、まだ知られ始めたばかりなのに既に高いクオリティで、緻密に練られたアレンジが凄いなと思っていました。それだけで、椎乃味醂というボカロPを聴く理由としては充分だったと思います。しかし、その後味醂と会う機会があり、直接話を聞いてから、その印象は全く違うものになりました。素晴らしい曲を作る音楽家であることは大前提としながら、一人の研究者として、音楽というコンテンツの参加者全体を俯瞰するような創作の視点を持っていました。その音楽だけを切り取っても人の心を掴む力がありながら(あるが故に?)、自分は椎乃味醂という人間のものづくりの一部分しか見えていなかったのか、と思ったとき、同時にその音楽の新しいあり方に驚きました。ほかの音楽家たちとは違う一面を持ちながら、自然に音楽の器にそれを落とし込めるのは、やっぱり本人が大のボーカロイド・キッズであるために、滲み出る愛ゆえなのかなぁと思ったりもしています。アルバムは音楽家としての足跡のようなものだと思うので、この二枚で椎乃味醂がまたどんなところへ歩いていくのかとても楽しみです。あとこの前電車の窓を眺めていたら、駅で隣に停車した電車の中に味醂がいてそんなことあるんだと思いました。

めりのアイコン

めり

イラストレーター・映像作家

味醂さんの音楽は鋭いな、と思います。音も詩もテーマからも、いつも「鋭さ」を感じています。今回リリースされるアルバムは、刃物のように研がれたクリエイティブが鋭さを増して突き刺してくる感覚がありました。また、ゲストを交えたEPに関してはコラボレーションによって生まれる新たな可能性が無限にも感じられてワクワクが止まりませんでした。私は一緒に作品作りをした経験のあるクリエイターとして、また一人のリスナーとして、また古い友人として曲を聴いてきましたが、今回の贅沢なリリースの瞬間に立ち会えることを心から嬉しく思います!

ももえのアイコン

ももえ

キャラクターアーティスト

アルバム、EPのリリースおめでとうございます! DJやアニメEDに展示などの様々なことに挑戦し続ける姿勢、リスペクトしています。 MVで関わらせていただいた「1ピース」や「まだ知らない君がいる!」、味醂さんを知るきっかけになった「知っちゃった」 どれも大好きな楽曲です。 聴くたびに音楽に込められた熱を感じて、いつもエネルギーをもらっています。 これからも大切に聴き続けます!

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ヤマモトガク/Peg

アーティスト/ボカロP

2nd Album 『解釈系』&2nd EP『ハーモニー』リリース、おめでとうございます。  アルバムとは生き様であり、ある種コミュニケーションの手段だと日々思っている。  ひとまず『解釈系』を聴いたそんな自分は、彼と飲みに行くより、海に行くより、一晩中通話をするよりも、椎乃味醂という人間の輪郭を捉えたような気がした。  彼の怒り、こうすればもっと世の中がハッピーでいられるのにという理想やその奥底の寂しさ。言葉だけでなく、グロウルするベースや切り刻まれたサンプルの奥で鳴る一垂らしのピアノがそれらを物語る。    人間の輪郭を捉えては自分ならこうだなぁとニヤつく悪趣味な自分は嬉しくなりながら、『ハーモニー』を聴く。そんな喜びに近しい感情を描くその盤に、どこまでも人を食ったような野郎だなと自分はニヤつくばかりであった。  自分と違う何かがそこに在る。それこそが無限の刺激を与えてくれるのだ。  そんな感情、又の名を“影響”を以て、彼の作品群は完成するのではないだろうか?    改めて、リリースおめでとうございます。

梓川のアイコン

梓川

アーティスト

初めて彼の楽曲に触れた瞬間から今日に至るまで感じてきた椎乃氏の音に対する研ぎ澄まされた解像度とセンス、揺るぎない拘り、そして一貫したポリシーはそのままに。加え、氏が創作に対し真摯に向き合い丹念に研鑽を重ね、食べて咀嚼し、血肉としてきた無数のサウンドとカルチャーが、アルバムやEPという形で結晶となって輝きを放つそのすがたは、私にとって一つの表現者としての憧憬であり、静かに息を呑むほかありません。流動的でありながらバワフルなリリックとその言葉のリズムと呼応するようなメロディ。その精度と連続的な広がりがただひたすらクールで心身が動かずにはいられません。紛れもない名盤です。

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一二三

ボカロP

アルバム&EPリリースおめでとうございます! 『ハーモニー』はその主題に相応しくボーカリストにマッチした音作り・構成となっておりとても聴き応えがありました。中でも春猿火さんとの「デブリーフィング」が気に入っています。 『解釈系』は収録曲が概ね動画投稿順となっており、順に聴くことで味醂さんの思考・思索の変遷を皆さんも追体験できるのではないかと感じました。個人的にボカコレで衝撃を受けた「1ピース」を中心に繰り返し楽しんでいます。 リスナーの皆さんもぜひアルバム・EPどちらも聴いてみてくださいね。

稲むりのアイコン

稲むり

ボカロP

絵画の筆跡のような細かい凹凸に触れる感覚が近いです。記録物そのものや、言葉が空気に放たれた瞬間はどうしようもなく一方通行で、気を抜くと何も考えずに受け入れてしまうことばかりです。そんな中で、味醂さんの曲は自由な跳ね返りを待っていてくれて、一介の表現者としてこの2枚に背中を押された気持ちです。

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河村拓哉

Youtuber

聴くたびに発見があります。最初は歌詞の言葉遊びに気づいたり、聞き漏らしていた音を捉えたり。その後には、状況を想像してみたり。何も考えずに楽しんでみたり。静かな情熱を下地にしているから、黙考のひややかさがないのです。 ものを考えるとたいがい悲観的になっていくものですが、一方で音楽を聴くと前向きになれます。椎乃味醂はその思考と音楽の両輪を乗りこなしている。前向きで在るための、音楽のための思考と、思考のための音楽。ための、ではないかも。交錯する思考と音楽。 形として現れてよかったなと思います。アルバム&EPリリースおめでとうございます!

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花譜

バーチャルシンガー

一体どれだけの言葉が椎乃味醂さんの頭に浮かびあがり、どれほどうごめいた末にこの音に、この歌に収斂していくのか…と曲を聴くたび圧倒されます。好きな楽曲、好きなフレーズが数多あるのですが……!!「まだ知らない君がいる!」は投稿された当時から大好きでよく拝聴している楽曲です。”迷い方を忘れてしまっている“という歌詞が特に心に残っています。椎乃さんの強靭な音楽に裏付く誠実さはまさに、善悪や正解不正解を決めつけないという意味で、迷い続ける覚悟の鏡であると感じます。鬼気迫る膨大な提起、自問を前に目を回している暇などなく、ざわつく胸のまま、答えのない思考の旅路に気づいたら自分も飛び出していってるような、そんな感覚になりました。 EPでのスーパースペシャルコラボレーションも大好き×大好きだらけで本当に嬉しくて…全曲素敵です……。たくさん聴かせていただきます。椎乃さんのこれからのご活躍も、心より応援しております。改めて、この度はアルバム&EPリリース、おめでとうございます‼︎

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皆川溺

音楽家

椎乃味醂は棘である。 椎乃味醂は電子の棘である。 その棘の、毒とつゆに魅せられる。 椎乃味醂の音楽なかにある、 人間臭くて優しい匂いが好きで、 それが歪んだ音世界のなかからチラリと顔を出す。 それは言葉であり、シンセサイザーであり ボーカロイド達の息遣いなんだな、と そう 俺はこういう音楽が好きだったんだ やっぱりボーカロイドでしか表現できないものがあるなあ 悔しいなあ

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黒うさぎ

ボカロP

難しいことは言えませんが、ふんわり聴くだけでもただ「かっこいい」とか「すごい」とかより先に、味醂さんの人生とかその人となりみたいなものを強く感じて、色々なことを考えさせられます... ボーカロイドの文化に対する想いとか、自分との対話とか、そういうものを音楽を通して実直に、なんというか正確に表現されていて、もう、すごいです。 とにかく全部ほんとうにめっちゃかっこよくてすごくてヤバいです。どうなってるの??全ての人はこれを聴くべき。 上手に言えなくてすみません!聴けばわかります!おれは夜行バスとかで移動するときにいつも聴いてます!リリースうれしい!!

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須田景凪 / バルーン

アーティスト

繊細さと暴力性が隣り合う中で、椎乃味醂という人間の思想が沸々と脈を打っているようでした。 鋭い言葉と音の共振が、やがては大きな波となって迫ってくる感覚を覚えます。 この衝動が鮮やかに結実した「解釈系」「ハーモニー」両作品があるからこその説得力を感じました。

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水槽

シンガー・トラックメイカー

こだわりと言うには狂気的な執着。ミニマルに削ぎ落とされ、それでいて質量の凄まじい音像に圧倒されて、歌詞世界を覗き込めば、またも情報量に呑み込まれます。軽やかで粘着質で、歌モノでありながら確実にダンスミュージック。大きい音で聴きたくなる音楽です。

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瀬名航

作曲家・ボカロP

『解釈系』『ハーモニー』それぞれ別の主題を扱っている中で、どちらも「絶望を煮詰めた先にあるかもしれない希望」をじっと見つめている作品であるように感じました。哲学、倫理、美学、などなど。私たちの生活は様々な角度から見つめることができますが、そのあらゆる角度で、あらゆるフィルターを通して、見つめ続けた末の、椎乃味醂の現在地がこの作品たちに示されているように思いました。 そして、それらが「音楽」という形で表現されていることで、言語外のニュアンス・思い・言語化できない“何か”が、曖昧さを残しながらも鋭く洗練された形を成してくれているように感じます。聴きながら思索にふけるのもよし、ただありのまま音に身体を委ねるのもよし、非常に懐の深い作品です。

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西島尊大

作曲家

ベッドルーム・ポップが傷を癒し人生の虚無を慰めてくれる睡眠薬だとすれば、 椎乃作品は闘うことを辞めた人々の眼前に示される一筋の狼煙のように見える。 創作動機には何か大きな存在への抵抗、あるいは憤怒を予感させ、 それらが作品全体に張り詰めた緊迫感を与えているように感じられる。 アカデミックで時に好戦的な迄のリリックは、即席の達観や怠惰な冷笑とは一線を画し、 むしろ情報氾濫の世にあって己の領分が無為に侵犯されることを明確に拒絶する いち創作者としての戦闘姿勢の顕れではあるまいか… …などという邪推は打ち棄て、目くるめくクラブサウンドと歌詞の奔流、 そして体に流れ込んで内側から支配されるリズムの快楽に身を委ねてみてほしい。

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大西拓磨

デザイナー・YouTuber

走りながら考えると、風が耳を破る。ネットには見なければならない現実がある。 泣きながら踊ると、砂が喉を撫でる。創作には超えなければならない過去がある。 壊れながらめぐり合うと、滝が脳を洗う。生存者は椎乃味醂を聴くことができる。

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濁茶

ソングライター

アルバム『解釈系』、EP『ハーモニー』いずれも拝聴いたしました。 まずアルバムのタイトルに『解釈系』と名付けることが個人的にかなりグッとくるわけですが、椎乃味醂らしいフックに溢れた、リフレインの中に生まれる蓄積と変質の気持ちよさ、限られた時間の中で展開される言葉・音の密度がしっかりコントロールされたメリハリに溢れる楽曲を聴き進めていくと、面白い制約とそれによって生まれるこの作品のコンセプト性が少しずつ見えてきます。 聴いていただくと分かると思うのですが、このある制約によって、重箱の中に綺麗に並んだお料理を一つずつ味わっていくような、どんどん次に聴き進めたくなるような、そんな感触があるのです。このアルバムはその構成によって、大きな流れの中にこの小気味好い歓びをもたらしてくれます。なおかつ、一つ一つのお料理はそれぞれ非常に聴きごたえのあるものになっているという…、面白えー…! EPにも、同じ歓びは通底しています。が、こちらはいずれもコラボレーション楽曲になっていて、違う人間と重なり合うことで生まれる、また一筋縄ではいかない複雑さ、ある種の揺らぎを持った作品になっているように思います。 少し通づる部分があるかも、と思っても、実際には自分と全く同じ形の人間というのはどこにもいませんし、それに寂しさを覚えることもありますが、だからこそこういった作品が生まれてくる…ということは、それ自体が一つの希望に思えてきます。 そんなテーマ性を勝手に感じながら聴いていると、このEPはその一つの結論と言える一文によって締めくくられる、というこの構成は痺れますね…。 つまり何が言いたいかというと、どちらも総じてらしさに溢れており、めちゃくちゃよかった…ということです。

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只野 楓 / A4。

アーティスト

椎乃味醂の音楽は、なぜこれほどまでに美しく響くのか。 その制作を陰ながら見ていて、理由が分かった気がします。 彼は、100の完成度を101、102、103…と上げていく作業を まるで完璧な球体を磨き上げるように音を研磨し続ける。 これは根性や才能といった言葉では説明がつきません。 ただただ、音楽を愛している。それだけなのでしょう。 きっと彼にだけ、ギラりと輝く星のようなものが遠くに見えていて 他の誰もが気づかない微かな光を捉え、 それをいかにして現実の音として顕現させるか。 その全てが、楽しくてしょうがないのだと思います。 これ以上、僕から言えることは何もありません。Album『解釈系』とEP『ハーモニー』が、その答えです。 リリース、心からお祝い申し上げます。P.S. おつかれ!!!!!飯行こうぜ!!!!!!!!!!!!!!

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渡瀬しぃの

イラストレーター

3年ぶりのリリース発表、おめでとうございます!! 「語用論」を経て積み重ねられてきた思考や感情の音の軌跡が アルバムという形になったことで、よりはっきりとした輪郭を帯びたように感じられました。 この2枚を通して、これまでの創作の延長線上にある“現在地”を受け取り、 これから先どんな音楽が展開されていくのか、とても楽しみです!

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読谷あかね

音楽/映像/絵/漫画

アルバムリリースおめでとうございます! 1人のファンとして拝聴させていただきましたが、まさに垂涎のアルバム。 音楽とは?創造とは?人間とは? 実験的な冷静さを以て見つめながら、その奥には確かな情熱を感じます。 化学反応の果て、思考は何処に還元されていくのか。 椎乃味醂という1人の人間が辿る軌跡を、そして聴き手の中に眠る感情を新たに発見できる……そんなアルバムでした。 偏にサウンドやデザインも素晴らしく、どっぷりと思考の海に沈んでいける感覚。その深さが心地良いです。観測せよ!

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白風珈琲

ミュージシャン

アルバム『解釈系』並びにEP『ハーモニー』リリースおめでとうございます。 素敵なリリースに言葉を送ることができ、とても光栄です。 言葉や音、色など、僕たちが普段触れる様々な情報には「答え」が決まっています。 信号の色は「青」であって、どんな見え方をしていても『緑』とは教科書に書かれません。答えは「青」です。 でも僕は僕で、君は君です。その「答え」は本当に君にとっての『答え』なのでしょうか。 この音源たちには、そうした「答え」に対して疑問を持ち、大きな存在に向かって問いかけんとする力のようなものを感じます。そう思わせるだけの、彼にとっての『答え』あるいはそれを導くための力強い言葉と音が、ここには詰まっています。 他人と違うと生き難いこの世の中で、苦悶しながら導かれ、紡がれたこの作品は、集団の中で生きづらさを抱える人に希望を与える光になるでしょう。 その光が、手に取ったあなたの希望になることを、願っています。

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腹話

歌動画を投稿している人

ヘーゲルの『美学講義』によれば、音楽は空間を超えた時間の展開として自我を駆動させる物である。 「解釈系(Interpretation system)」は、並存する現在を転写したような問答的サウンドスケープ。 「ハーモニー(Harmony)」は、旋律(メロディ)、律動(リズム)、和声(ハーモニー)の中で唯一時間の矢→に縛られない独立した可逆調和を表している。 解釈系とハーモニーを別の作品として語るのも難しいほどに、椎乃味醂のプレイリストは一貫した自我を内包した地図として時間を展開する。 っぱ非圧縮音声っしょ(CD)

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歩く人

作編曲家・ボカロP

アルバム、EP発売おめでとうございます 彼の曲には、まだ彼にしか翻訳できない文章が大量に残されていると思います 作品が多くに行き渡ると知が集約され次第に一般化されていく現代で、解釈を自分の翻訳で提示し続けること、そしてそれが結構な難問であることが人を魅了している理由なのかなと考えたり 彼にとっての解釈を懸命に伝えようとしている"叫び"でもあり、僕らに解釈してみろと言わんばかりの"挑戦状"でもある曲の数々、まだ知らない椎乃味醂を垣間見れます

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雄之助

ボカロP

「解釈系」そして「ハーモニー」リリース、本当におめでとうございます。 語り始めたら尽きないですが、今の椎乃味醂の音楽との向き合い方や彼の世界に触れて、 これまでにない衝撃を受けました。喰らった。アルバム、EP共に凄まじく挑戦的で、 新たなレベルに到達したんだと強く感じさせる作品でした。特に「解釈系」は、ボーカロイド×クラブミュージックの新境地であり最高傑作と言えるでしょう。クラブミュージックが一般化しつつある今のボーカロイドシーンに、大きな影響を与えるに違いない。 "Interpretation System" 本当に最高。

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悒うつぼ

音楽家

神経質な激情にぶん殴られる

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鬱P

ボカロP/ベーシスト

アルバムのリリース、誠におめでとうございます。 鬼のような世代差にも関わらず、ここ最近イベントでご一緒する機会が増えてきたご縁もあり、僭越ながらコメントを書かせていただきます。 アルバム全体を通して「ここは歌を立たせたい」「ここはトラックを聴かせたい」という意図が明確で、主役を際立たせるアグレッシブな音作りが非常に好みです。 頭の悪い言い回しをすると「バカデカドロップ」というやつです。 個人的な話ではありますが、私自身は長くエクストリームな音楽を作ってきたにもかかわらず いつの間にか無難な音に落ち着いてしまっていた節があり 椎乃味醂さん世代から、改めて“攻めた音”のあり方を学ばせてもらった感覚があります。 音作りは技術的な領域の話ではありますが、不思議と魂が乗っかっていると感じるのは 若さやハングリーさから滲み出る「自己主張力」が音へと乗り移っているからなのだと思います。 その自己主張力は歌詞にも色濃く表れていて、全体のテーマであるボーカロイドカルチャーへのリスペクトを感じつつも VOCALOID音楽以外からの影響を感じる言葉遊びや押韻、歌詞ではあまり用いられない語彙をフックとして使う姿勢が非常に印象的です。 そのスタンスはEP『ハーモニー』でも揺らぐことなく、 声に個性が飲み込まれることなく、むしろ互いの存在感を増幅させる関係性が築かれていると感じました。 時間が経ってもその姿勢を貫き、好きなものから離れないで好きな形で作り続けていく未来を楽しみにしています。